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公開直前! 『メッセージ そして、愛が残る』 プレミア試写会が行われました!
2010年09月22日(水曜日)

公開直前の9月22日(水)『メッセージ そして、愛が残る』のプレミア試写会にて、西城秀樹さんによるトークショーが行われました。

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『メッセージ そして、愛が残る』 は、フランスで120万部突破の感動のベストセラー小説の映画化。「死」を予見できる医師(ジョン・マルコヴィッチ)との出会いで、命の期限を意識した主人公(ロマン・デュリス)が人生を見つめ直し、「愛すること」「生きること」の大切さを見出していく感動作ということで、かつて大病を経験したことによって新たに人生を見出したという西城秀樹さんに、自らの体験を踏まえた本作の見所などを語って頂きました。

― まずは、映画はいかがでしたか?

西城 考えさせられましたね。人は、生まれたら必ず「死」が待っています。色んな死がありますが、「どのように安らかに迎えるか」「やり残したことはないだろうか」というようなことを考えさせられました。この映画は最初から重要なので、流さずに絶対に見逃さないようにして頂きたいですね。この映画は「死」をテーマにしていますが、その裏では「生きている間をいかに大事に生きるか」がテーマだったような気がします。元気な方は、あまり「死」について考えることがないと思いますが、この機会に改めて考えるのも良いのではなでしょうか。重いテーマを描いていますが、結果的にはとても温かい映画になっていますし、ファンタジーな映像もとても魅力的でしたね。

― 西城さんは、もし自分の命の期限が分かってしまったらいかがですか?

西城 やはり怖いです。怖いですが、もし予見されてしまったら腹を決めるしかないでしょうね。死ぬまでに、自分の存在や自分の人生をどれだけ大事にし、一期一会を大切に生きるかを考えると思います。それが、この映画の中でも大事なことなのではないかと思います。

MC ご自分の命の期限を知りたいと思いますか?

西城 人によって違うと思いますが、僕は知りたいとは思いませんね。ただ、紛れもなく人には「死」というものが訪れますから、恐れるのではなく、「悔いなく、安らかな死を迎えるための時間の使い方」を予見によって訴えているのではないでしょうか。

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― 西城さんは、以前大病なさったご経験がありますが・・?

西城 僕は助かりましたが、ちょっと間違えば死に至る可能性もある病です。ただ、病気をしなければ見えなかったこと、聞こうとしなかったことなど、気付かなかったことがたくさんあります。人は、自分の「我」を破り素直になることによって、例えば夫婦であればパートナーと、もっと「人」という字になるよう寄り添って大事に生きていこうとするのではないでしょうか。

― 本作には自分を取巻く人間関係、絆の大切さというものも描かれていますが、西城さんも病気を乗り越えるにあたってご家族の力は大きかったのでしょうか?

西城 そうですね。やはり病気したことによって、素直になるんですよ。「我」がなくなり、自分の殻を破り、「こんなふうに素直に接することが一番良いんだな」と気付きました。そう感じたことによって、新たな自分が生まれたことに感謝しています。

― ご家族との絆を強くするために心掛けていらっしゃることなどございますか?

西城 生きている間に家族に対する「愛情」をもっと出していこうとか、「想い出」をたくさん作ってあげようという気持ちになり、出来る限り家族と接するようになりましたし、それが一番の楽しみですね。「仕事が先ではなく、家族が先にあって、だから仕事ができる」と思っています。

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― 本作は、生きることの素晴らしさを描いていますが、これから映画をご覧になる皆様に向けて、もう一言メッセージをお願いします。。

西城 僕はこの映画を2回観ましたが、2回ともラストシーンでかなり大きいショックを受けました。しかし、改めて「生きている時間」というものを考えさせられましたね。ですから、特に前半から流さずに、しっかりと受け止めて観て頂ければと思います。皆さんそれぞれの解釈があると思いますが、すごく深い映画です。


この後の囲み取材でも、病気を乗り越えたからこその「気付き」、「ご家族への愛情」を終始口にされる西城さん。「日本のお父さん達は素直な表現がなかなか出来ないんですよね。例えば奥さんが食事を作ってくれることも、それを当たり前と思わず、“ありがとう”という気持ちを表現することが大切です。僕も毎日普通の会話の中で、きちんと伝えるようにしています」 とお話されました。

そして「健康で毎日を過ごしている方にも、「死」や「生きる」ということを見つめ直す時間があっても良いと思うので、この映画をぜひ皆さんにみて頂きたいです」 と締めくくられました。


永遠の別れが迫っている時、あなたはどう生きますか?

『メッセージ そして、愛が残る』

★2010年9月25日(土)より
TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー!★

遠く遠く愛を探して、いま君へと帰り着く。

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(C) Copyright 2008 FIDELITE FILMS - AFTERWARDS PRODUCTION INC - AKKORD FILM PRODUKTION - WILD BUNCH - M6 FILMS


監督 : ジル・ブルドス
出演 : ロマン・デュリス ジョン・マルコヴィッチ エヴァンジェリン・リリー
配給 : 日活


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