『さんかく』 初日舞台挨拶
2010年06月26日(土曜日)

  

大切な 「好き」 の気持ちを思い出す、ちょっぴり欠けてていとしい恋のお話 『さんかく』 が、6月26日(土)に初日を迎えました!

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この日は、新宿・渋谷・川崎の3劇場4回の初日舞台挨拶が行われましたが、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた舞台挨拶の模様をお伝えします。上映終了後の熱気に包まれた場内に、高岡蒼甫さん、小野恵令奈さん、田畑智子さん、吉田恵輔監督の4人が登場すると、会場は割れんばかりの大きな歓声に包まれました。

― まずは一言ずつお願いいたします。

高岡 本当に面白い脚本を書いて頂き、僕達はそれに乗っかるだけでしたので、安心して芝居させて頂きました。実際に起こったら 「マジ?大丈夫?」 と思うような突拍子もない役どころで、そんな人は中々いないと思いますが、百瀬は周りの目も考えずに突き進み、ある意味まっすぐな男なのかなと演じている途中で思ってきたりもしました。これから先の長い人生、どう歩んでいくのかが気になる映画だと思います。

小野 以前から吉田さんの映画を色々みていて、すごく面白い作品だなと思っていたんですね。今回桃ちゃんの役を頂き、すごく嬉しかったのですが、台本のクオリティがすごく高くて、自分自身それを演じられるのか心配でした。でも、出来上がったのをみたら、すごく面白い作品になったんじゃないかなと思うので、自分は胸をはって宣伝していきたいと思っています。今日ご覧頂いて、もう1回観たいなと思って頂けているのであれば、すごく嬉しいです。

田畑 私自身、こういった恋愛をテーマにした作品は初めてで、等身大の役というのはほぼやったことがありませんでした。撮影期間は2週間くらいだったのですが、佳代は私と近い存在だったので、本当に充実して入り込めた2週間だったなと思います。恋愛には色んな形があると思うので、皆さんそれぞれ色んなことを思って観て下さればいいかなと思います。1度と言わず、2度、3度と観て下さい。

吉田監督 『さんかく』は、何年も前に脚本を書いていまして、別に頼まれたわけでもなく、自分の欲求で書いたようなものなのですが、書いた時には 「果たして映画化出来るのか?」 という気持ちもありました。実際小野さんと出会うまで、桃という役も 「こんな子いるか?」 と思っていたところで小野ちゃんが見つかり、高岡くんと田畑さんの演技は、僕が思っていた 「もしかしたら、この企画ちょっと気持ち悪くなってしまうんじゃないの?」 という部分を、なんか共感できるものにしてくれました。それから、企画書だけみるとアブナイ企画にみえるこの企画を楽しんでやってくれた日活さんに、ありがとうという感じですね。

― 撮影期間が約2週間ということでしたが、吉田組はいかがでしたか?

高岡 あっという間でしたが、のんびりとした、居心地の良い空間でした。

MC 百瀬という役どころはこれまでにないキャラクターだったと思うのですが、それだけに面白かった面、大変だった面があったと思いますが?

高岡 一歩間違えたというか、一歩行き過ぎたというか、集中しすぎるとこうなってしまうのかなというのを感じたので、集中しすぎも注意しないとなと思いました(笑)。

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◆高岡蒼甫さん

― 田畑さんは、「佳代について分かるところが多い」 とよく話していらっしゃいますが、特に共感できる部分はどこでしょう?

田畑 好きになると自分の感情をコントロールできなくなるという部分が、佳代まではいかないですが、似ているかなと思います。感情を出すか出さないかといったら、私は出さないタイプなので、演技で出せて気持ちよかったですね。


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◆田畑智子さん

― 小野さんの桃という役どころは小悪魔な女の子だったのですが、いかがですか?

小野 私自身は、小悪魔的なキャラクターとはみられていないと思ったし、自分自身もそうだと思ったので、役を頂いた時に 「私がこの子を演じるんだ?」 と、ちょっと心配なところもありつつ、面白そうだなという興味もありました。実際に家で台本を読んでも 「どうやって演じれば良いんだろう?」 と考えていたんですけれども、現場に入ってその空気になってやってみたら、うまくいっちゃったりとか・・・しちゃったり(笑)。ホント自分でもびっくりしましたが、やっていくうちに日が経つにつれて、どんどん自分が桃ちゃんになっていっている気がして。しばらく桃ちゃんが登場しないシーンがあって、2日くらい現場に行かず、また撮影に入った時には、リアル桃ちゃんになっているというか、もう全く百瀬さんに気がなくなっている(会場爆笑)ところが、すごく面白かったです。なので、終わってから桃ちゃん離れするのがちょっと寂しかったというか、もうちょっと小悪魔桃でいても良かったかな?・・・やっぱ、思わないすね(会場爆笑)。やっぱり普段の私でいいです。

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◆小野恵令奈さん

MC 高岡さん、小野さんの小悪魔的なお芝居はいかがでしたか?

高岡 コワかったですね。小野さんと僕は倍ほど年が違う役どころなんですけれども、そんな子に上目遣いでみられたり・・・ちょっと余計なこと言えないな(笑)。そう、すごいドキドキして、ヘンな気持ちになりました。(会場爆笑)

MC 田端さんは、小悪魔な妹が実際にいたらどうしましょう?

田畑 意図的にやっているかどうかで違いますが、桃の場合、そうではないような気もしますので、まだ安心ですよね。それを分かってやっていたら怖いですけどね、やっぱり。

― 本当に素敵なキャストで、素敵な作品に仕上がりましたが、監督からみたお三方それぞれの印象をお聞かせ下さい。

吉田監督 高岡くんはクローズさんなので(笑)、もしかしたらちょっと怖い人なのかなと、ちょっと警戒して構えつつ会ったら、最近僕が会った人達の中で一番真面目と言っても良いくらい本当に真面目な方で、物腰も柔らかくすごく真剣で、現場でもものすごく集中してやっていました。本編の中で高岡くんはアドリブを結構いれているんですが、どこがアドリブか分からないくらい自然にこなすので、ものすごく勘が良い人だなと思いました。
田畑さんの佳代という役は、感情の起伏が激しく、スケジュール的にもタイトだったので 「ものすごく上手な人じゃないとこの役はこなせないぞ」 というのがありました。僕の中で 「田畑さんはすごい上手い人」 というのがあり、実際泣くシーンがたくさんあるのですが 「よーい、スタート」 でパッと泣けるところが 「あ、女優だな、やっぱり」 と。ホントね、かわいいんですよ。最初は小野ちゃんオンリーワンで撮っていて 「田畑さん、もうちょっと端っこでいいよ」 とか言っていたんですけど(笑)、後半は 「田畑さ~ん」 という感じ(笑)。
小野さんは、とにかくずっとブログもチェックしているくらい僕はマニアなので、小野さんの良さは重々承知していて 「小野恵令奈のことは聞いてくれ!」 という感じだったので、それに対してアテ書きしたところもありました。なので全くもって不安のない感じで、実際撮るカット、撮るカット、これは男ならしょうがないと思っていました(笑)。

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◆吉田恵輔監督

― では、最後に一言ずつお願いします。

高岡 ここにいるスタッフやいないスタッフも含め、みんなが皆さんに感謝していると思います。これだけの方に初日に集まって頂き、本当にありがとうございます。1回目よりも2回目、2回目よりも3回目に面白いところが見つかるかもしれないので、ぜひ広めて頂きたいなと思います。

小野 この映画は、私自身すごく大好きな作品になったんですけれども、3人とも役どころがちょっと残念で、それでも 「何か3人ともかわいいな」 と思えて愛される作品だと思うので、皆さん、うな重みたいな感じで・・・(登壇者一同不可解な表情に)

高岡・吉田監督 ???全然わかんない・・(笑)

会場のお客さま 良いこと言う~!!

小野 分かります?うな重って、食べ方3回あるんですよ!

吉田監督 ひつまぶし!

小野 あっ(照)。ひつまぶし的な感じで3回楽しんで下さい。

MC 何度でも楽しむことが出来るということですよね!

小野 デスッ!

田畑 今日ご覧頂いた方も、次にご覧頂いた時にまた違う目線でみて頂くことが出来る映画だと思いますので、2度、3度とこの作品を愛してあげて下さい。よろしくお願いします。

吉田監督 この作品は 「好き」 という気持ちでそれぞれが自分勝手に突っ走り、相手の気持ちをあまり考えずに暴走しますが、最初にそれに気づく人、最後にそれに気づこうとする人、何年後かにもしかしたら気づくんじゃないか・・みたいな映画を作りたいと思って作りましたので、自分の恋人や奥さんなど、相手をちょっと思いやる気持ちをもう一回考えるような映画になっていたらいいなと思います。

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○でもなく、×でもない。△な人間模様。
大切な 「好き」 の気持ちを思い出す、ちょっぴり欠けてていとしい恋のお話。


『さんかく』

★2010年6月26日(土)より
ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋テアトルダイヤほか 全国順次ロードショー!★

好きになるのは、カンタン。
好きでいるのは、ムズカシイ。

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(C)2010 「さんかく」 製作委員会


監督・脚本・照明 : 吉田恵輔
キャスト : 高岡蒼甫 小野恵令奈 田畑智子 ほか
制作プロダクション:日活撮影所 ジャンゴフィルム
製作:日活 テレビ大阪 配給・宣伝:日活


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