本作は、土偶の神様 “ドグちゃん” が土偶の相棒ドキゴローとともに、現代によみがえった妖怪たちを退治しながら社会の悪と戦い、ひきこもり少年・誠の心を開いていく、怪奇ヒロイン・ラブ・コメディ。社会風刺のスパイスを利かせながらも、笑いあり・涙ありの、このお茶の間エンターテイメントを作り上げたのは、＜井口昇×西村喜廣×鹿角剛司＞ という映像界の異色鬼才の面々。全てのスタッフがあうんの呼吸で井口監督の求めるドグちゃん像を最上のものにするべく尽力し、誰もが愛さずにはいられない本作を作り上げました。

初日舞台挨拶、ドグちゃんの登場を待ちわびるファンの前にまず元気いっぱいに姿を現したのは、桐島里奈さん（学級委員長）、井口昇監督、西村喜廣監督の３人。

桐島　はじめまして～！の方が多いと思いますが、よろしくお願いしま～す！
西村監督　なんだか両監督とも24時間テレビっぽい感じで、スミマセン。（会場爆笑）
井口監督　ちびっ子っぽい格好でスミマセン。実は今日、両親も観に来ていまして恥ずかしいですが、よろしくお願いしま～す！

MC　ご両親は井口さんの晴れの姿を喜んでいらっしゃるのでしょう・・・ね？

井口監督　今年厄年なんですけど、どう思ってるんだろ？（客席を見渡して）お母さ～ん、どう思ってるの？あ、返事がない（笑）

MC　ということで、既に盛り上がっている感じですが、ステージ上ちょっと寂しいような気が・・・。

井口監督　皆さん、ロビーで手首にハンコ押してもらいましたよね？本編をみている方は分かると思いますが、主人公・誠くんがドグちゃんのシモベになるんですよ。で、その時 「ウララ～」 ってやられると、「アチーッ」 ってなるんですが、それをこれからみんなでやってみよう！大きい声でやらないとドグちゃん出て来ませんからね。この３人で終わっちゃいますからね！

MC　それじゃ、何のために来たのか分かりませんから、皆さん、がんばって下さい！

井口監督　とりあえず、練習しましょう。今の瞬間だけ僕がドグちゃんだと思って下さい。いいですか？僕が ｢ウララ～｣ ってやったら、｢アチーッ｣ ってやってね。いいですかー？

　こちらがホンモノ→　

お客さま　ハーイ！（監督のポーズに大爆笑）

井口監督　せーの、ウララ～！

お客さま・登壇者　アチーッ！

　

この後、何度もドグちゃんのＯＫが出るまで ｢ウララ～｣ ｢アチーッ｣ を繰り返すお客さまと監督たち。最後、｢出てきて～！！｣ との懸命の呼びかけに、｢仕方がない。行くドキか！出たドキー！｣ というドキゴローの声とともに、ついにドグちゃんこと谷澤恵里香さんと朴璐美さん（ドキゴローの声）が登場すると、会場の声援は最高潮に！

谷澤　皆さん、今日は来て下さって本当にありがとうございますっ！

朴　皆さんと今日は熱く盛り上がりたいと思います！

― 皆さん揃ったところで撮影中のエピソードなどを伺いたいと思いますが、谷澤さん、今日はセーラー服バージョンですね。

谷澤　もともとドグちゃんは、神聖な鎧を着ているのですが、シモベの誠が ｢学校に行く時はせめて洋服を着てくれ｣ と言うので、制服を着るようになりました。なので、今日の舞台挨拶でも神聖なビキニは着れなかったんですよ！

◆ドグちゃんこと谷澤恵里香さん

お客さま　エ～～～～～ッ↓↓↓

― ブーイングが（笑）。続いて、井口監督、ドグちゃんが生まれたキッカケは？

井口監督　ある日トイレで “土偶が女の子だったらかわいいだろうな” と思いついたんです。今は、土偶ブーム来ていますが、僕が言っていた頃は 「何この人？土偶、土偶言って・・」 って感じで、人に話しても正気にとってもらえなかったんです。でも、毎日放送のプロデューサーさんだけ分かってくれて。どうかしてるプロデューサーさんで本当に良かったと思います（笑）。僕、昔から土偶がキモかわいいと思っていて、気持ち悪いもの好きなんですよ。気持ち悪いものが、かわいいと思う・・・。

谷澤　（ビミョウな表情になり）　エーン。ドグちゃん、キモい。

井口監督　いやいやいや！ドグちゃんじゃなくて、土偶・・すごい墓穴ほっちゃった・・・。も、もう何も言うことないです。。（会場爆笑）

― かわいい土偶をイメージしたらドグちゃんになったということで、谷澤さんもいきなりの “土偶の役” に驚かれたのではないかと思いますが、撮影はいかがでしたか？

谷澤　撮影は楽しかったですよ！まさか裏でキモかわいいと言われてるとは知らなかったですけど（笑）。ドグちゃんは土偶の神様なので、最初土から出来るんですよ。本物の土を使ってそのシーンも撮ったので、そこを観てほしいなと思います。

井口監督　谷澤さんをね、生き埋めにしたんですよね。

谷澤　めちゃめちゃ嬉しそうでしたもん！

― 朴さんは最初にこのドグちゃんのお話を聞いた時どう思われましたか？

朴　先程からキモかわいいとか、キモいとか言われていますが、私まんま土偶の役なので、ドグちゃんよりも微妙な気持ちに・・。収録の時、生き埋めになっているシーンや色々みせて頂いて、“この監督こそキモかわいい” と思いました（笑）。

西村監督　今の状態ですよ、キモかわいいの。

　
◆左から朴さん、井口監督

朴　完全なる小学生ですよね。

井口監督　スミマセン・・・。

― 桐島さんは、撮影現場はどのような感じでしたか？

桐島　“今私はどこにいるんだろう？” と思うことが多々ありました。井口さんを中心とした立派な大人みんなが何と言うか ・・・今までこういう世界があるということを知らなかったので、良い意味で特殊な現場だなと（お客さま、登壇者爆笑）。お話を頂いた時に、井口さんの 『片腕マシンガール』 を観せて頂いたのですが “この風貌からあの映画が？” と驚きました。

井口監督　もう、けなし合いですね（笑）。

桐島　違います！違いますよ～！褒めてます！

　
◆左から桐島さん、西村監督

― 西村さんには、ドグちゃんのコスチュームデザインやこだわりになどを教えて頂きたいのですが。

西村　ドグちゃんが合体する時、70年代の懐かしい特撮ものっぽくしたかったので、そこをこだわりました。映画版は違いますが、OA版ではドグちゃんの鎧の足の部分が今日着けているこの色だったり、合体バージョンの金色だったりしているんですよ。なぜまちまちにしたかと言うと、本当は間に合ったのに間に合わなかったことにして、“何話か間に合わなかった説” を作りたかったんです（笑）。昔の特撮ものって ｢あ、これ作るの間に合わなかったんだな～｣ っていうのがあったじゃないですか？（会場爆笑）

井口監督　なるほど～！

西村監督　それを誰か発見するかなーと思ってやったんです。

井口監督　で、発見できた人誰かいたんですか？！

西村監督　わかんない！だから、それはBOX買ってもらって全部見れば・・。

― ところで、谷澤さんと桐島さんは今日朴さんに初めてお会いするんですよね？

谷澤　ドキゴローをこんなに美人な方がやっていたなんてビックリしました！現場ではドキゴローの声がまだ決まっていなくて、助監督の声が吹き込まれていたんですけど、全然違うんですよね。こんなキレイな声じゃなかった（笑）。

ＭＣ　朴さんはその声を参考に？

朴　全然参考にしませんでした（笑）。

― ところで西村さん、パイロット版って何でしょうか？

西村監督　パイロット版は、ドグちゃんをやる前にスポンサープレゼン用に作った30分くらいの映像です。“こんな感じの作品になります” と作ったテスト作品なんですが、あまりにも評判が悪くて（会場爆笑）。で、これじゃダメということで今の谷澤さんの形になったんです。本来狙おうとしていたリアリズムドグちゃんはパイロット版なので、ぜひ劇場版の中でお楽しみ下さい！

― 最後に谷澤さん、井口さん、西村さんから一言ずつメッセージをお願いします。

井口監督　今回はお祭りなので、仕事を忘れ童心に戻って楽しんで頂けたらと思います。

西村監督　じゃ、“まつり” の開会宣言をして下さい！（会場拍手！）

◆名前入りのうちわを持っている方も

井口監督　じゃ、僕たちが ｢ドグちゃんまつり始まるよ～！｣ と言うと、谷澤さんが ｢ドキドキウェーブ！｣ ってやるので、｢やられた～！｣ ってやって下さーい！

お客さま　イエ～ィ！！（大拍手！）

井口監督　宣誓！これよりドグちゃんまつりを開催しま～す！

谷澤　ドキドキ、ウェ～イブ！！

お客さま・登壇者　や～ら～れ～た～ぁ！（拍手喝采）

― バンクーバーオリンピックもビックリの盛り上がりですね！最後に、谷澤さん一言。

谷澤　オリンピックで例えるなら、私はこの作品が金メダルだと思うので、皆さんぜひ楽しんでいって下さい！

『きょーれつ！もーれつ！！古代少女ドグちゃん　まつり　スペシャルムービーエディション』

★2月20日（土） シネマート新宿にて2週間限定 “まつり” ロードショー中！★

今後も多彩なゲストを招いてのトークイベントや、特製DECOチョコの配布など、“２週間限定のお祭り” で盛り上がっていきますので、ぜひ劇場へ遊びにきて下さいね！

出演：谷澤恵里香　　窪田正孝　桐島里菜　柄本時生 ／ 斉藤由貴　上川隆也
原案・総監督・構成：井口昇　
脚本：継田淳・三宅隆太　
特殊造形・キャラクターデザイン・パイロット版監督：西村喜廣　
VFXスーパーバイザー：鹿角剛司
イラスト：江口寿史　
テーマソング：「誰だ！」（電気グルーヴ／キューンレコード）　
配給・宣伝：日活　提供：キングレコード　
（c）古代少女製作委員会

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