イベントレポート

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『赤んぼ少女』水沢奈子トークショー実施!
2008年08月11日(月曜日)

シアターN渋谷、シネ・リーブル池袋他にて絶賛公開中の『赤んぼ少女』。最高のスタッフ、キャストでお贈りする、この夏最強のホラー・エンターテインメントです!

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’8月9日(土)、シアターN渋谷におきまして、『赤んぼ少女』公開記念トークイベントが行われました。今回のゲストは主演の南条葉子役を演じた水沢奈子さんです。トークショーの中盤からは、山口雄大監督が駆けつけトークショーに加わり、撮影中の貴重なお話に会場は盛り上がりました。

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―共演された俳優さんたちの印象を聞かせて下さい

水沢 
(野口さん)とにかく明るくて撮影の合間にダジャレを言って、みんなを楽しませてくれる人です。

(浅野さん)キリッとしたカッコいいイメージがあったのですが、実際はほんわかして、とても明るい人でした。初めて現場にいらした時着物を着ていたのですが、自分も浅野さんと同じ年になった時にはこんなにキュートな人になりたいと思いました。

(斎藤さん)一番年が近かったので、本当のお兄さんのように接してくれました。待ち時間に英語の勉強とか教えてくれました。

(生田さん)お芝居のことに関してたくさん教えていただきました。葉子がお父さんを探してドアを叩いていると、生田さんから「何をしているんですか」と声をかけられるシーンがあるんですが、その時に、「葉子が真剣にドアを叩いてお父さんを探しに行く、という気持ちにならないと私はセリフを言いません」と言われたんです。その時はちょっと怖くてかなり緊張したのを覚えています。でも撮り終えた後「ちゃんとできたじゃない」と言って抱きしめてくれたんです。それがすごくうれしかったです。

―現場の雰囲気はどうでしたか

水沢 ちゃんとした現場に1ヶ月間入ったのが初めてだったのでとにかく楽しかったです。何よりご飯がおいしかったです(笑)。

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―撮影中の苦労話を聞かせて下さい

水沢 ホラー映画なのでナイトシーンが多くてたいへんでした。撮影がきつかった割りにカットされてしまったところもあります。葉子がタマミに追いかけられて泥水に顔がバッシャっとつかってしまうシーンがあったんですが、朝5時ごろの撮影で、本当に顔を泥水につけなければならなくてとても勇気が要りました。カッパを着ていたんですが全身泥水だらけになりとても苦労しました。でもそのシーンはカットされました。。。(笑)

―相手がいないところで演技したりするのはがどうでしたか

水沢 何もないところでいきなり走り回ったり逃げ回ったりするのはやっぱり難しかったです。現場ではとにかく無我夢中でした。叫ぶシーンなどは、実際現場では声が出ないんですね。普段そういった経験がないですからね。これは苦労しました。でも山口監督がとてもやさしく教えてくださって頼もしかったです。

―山口雄大監督はどんな監督でしたか

水沢 カッコいい仕事をしているお父さんという感じでした(笑)。
(水沢奈子さんのお父さんと山口雄大監督は同じ年齢だそうです。。)

教えて下さる時とかものすごく真剣で、私もしっかりがんばらなきゃ、という気持ちになりました。



ここでサプライズなゲスト、山口雄大監督の登場!!

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山口監督 最初は役者をやっていきたいかどうかわからないって言ってたけど、1ヶ月の撮影を終えて同じ質問をした時、「女優になりたい」ってはっきり言ってたね。

水沢 今もそう思っています。今まではお芝居が楽しい、という意味がよくわからなかったのですが、この『赤んぼ少女』を通じてそれがわかったし、いろいろな役をやってみたいと思うきっかけになりました。

山口監督 さっき話していた泥水にバッシャっとつかるシーンだけど・・・。

水沢 何でカットしたんですか!

山口監督 あれ、テンポが良くなかった(笑)。たいへんなカットだったけど、得てしてそういうことってあるから今後は気をつけようね。でも実際あれは明け方の撮影で、何度も何度も奈子ちゃんが泥水に顔をつけて、たいへんな撮影でした。

―このシーンはぜひDVDで発売の祭には未公開シーンとして入れましょう。

山口監督 あと、遊びで撮ったもう一つのエンディングがあるんですよ。奈子ちゃん覚えてる?

水沢 ??

山口監督 これもぜひDVDに入れたいんですが、全てを台無しにするようなエンディングです。

水沢 思い出した、思い出した!

山口監督 思い出したでしょ?全てをひっくり返すようなオチがあるんですよ。もちろん遊びで撮ったものですが。

―どんなエンディングなのか、この会場の皆様も妄想に駆られていると思いますが、ぜひDVDで実現していただきたいと思います。それでは時間もなくなりましたので、お二人から一言ずつ会場のみなさんへお願いします。

水沢 『赤んぼ少女』を通じて、お芝居をやっていきたいと思いました。これからはいろいろな役に挑戦していきたいです。それから、劇場ではタマミに掛けて“タマ3割引”というのをやっているので、ぜひ一度ご覧いただいた方も、他の方を誘ってまた劇場へ足を運んでいただけるとうれしいです。

山口監督 今日はありがとうございました。これからも水沢奈子をよろしくお願いいたします。

akanbo_nako347.jpg 実はタマミちゃんも来てました。


『赤んぼ少女』

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シアターN渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国絶賛公開中!
原作:楳図かずお(小学館「赤んぼ少女」より)
監督:山口雄大
出演:水沢奈子 野口五郎 斎藤工 板尾創路 堀部圭亮 亜紗美 生田悦子 浅野温子
脚本:小林弘利
©2008楳図かずお・小学館/「赤んぼ少女」フィルムパートナーズ

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