レポート第２弾をお届けいたします！（第１弾の様子はこちらからどうぞ！！）登壇されたのは、夏帆さん、ゴリ（ガレッジセール）さん、石黒英雄さん、徳永えりさん、亜希子さん、岩田さゆりさん、薬師丸ひろ子さん、そして田中誠監督です。皆さんに撮影中のエピソードそして合唱の魅力など語ってもらいました。
上映後には、夏帆さん率いる七浜高校合唱団とゴスペラーズによる、主題歌「青い鳥」の生ライブも行われ、観客全員参加の大合唱となりました！！

夏帆　歌の練習もそうですが、とにかく毎日緊張の連続で、不安で、逃げ出したいと思うこともありました。新しいことを始めるということはすごくたいへんですが、一歩踏み出す勇気をもてたらいいな、と思います。この映画を観てたくさんの人が合唱に興味を持ってくれたらうれしいです。

亜希子　監督からは撮影の現場でもリーダーでいてくれと言われて、最初はとても戸惑いましが、撮影が始まってしまえばそんな心配は吹き飛んでしまいました。合唱の魅力は、勇気を貰い、勇気をを与えられることだと思います。この映画を観て皆さん、酔いしれて下さい！！

徳永えり　役になりきるためにはまずピアノを練習しなければならない、という課題が私にはあったのでたいへんでした。合唱の魅力は、言葉要らず、ということだと思います。歌が持っている力の大きさを改めて感じました。それが前面に出ている映画なので、ぜひそれを感じ取って下さい。

ゴリ　監督には「僕がこの役をやるとなると映画の雰囲気を壊しますよ」って言ったんです（笑）。そしたら監督は、「大丈夫です、ゴリさんは主人公の夏帆ちゃんの精神的な支えになる重要な役なんだ」と言ってくれました。半信半疑のまま撮影に入って出来上がりをみると、なるほどと思いましたね。監督の演出のおかげ、というか、僕の役者としてのおかげだと思いましたね（笑）。

薬師丸ひろ子　私が演じた役は変わったキャラクターで、つかみ所のない人物なので、なるべく最後まで不思議な存在でいられるよう気を配りました。朝礼でよろけるシーンがあるのですが、家で何度何度もよろける練習をしてかなり綿密に練って撮影に望んだのですが、監督から「もっと簡単に倒れてもらっていいよ」とアッサリ言われガッカリしました（笑）。みんなそれぞれ生活も違えば生活している背景も違う人たちが一つにまとまって、一つのハーモニーを生み出した時、そこには心地よい感動が生まれると思います。歌っている人、聞いている人が共に熱くなれる、合唱というのは本当に素敵だなと思いました。

石黒英雄　台本上、イケメン生徒会長となっていたんですが、ただのイケメンで終われば、僕はこのストーリーの中ではいらない役だと思い、ネジが一つ二つ外れているイケメン生徒会長ということで演じてみました。僕は合唱には参加していないのですが、聞いていてとても素直な気持ちになりました。落ち込んでいる時、自然と元気にさせてくれる手段のようなものだと思います。

岩田さゆり　表面上とても意地悪な役だったんですが、こういう役は初めてだったので、本当に監督にはお世話になりました。この映画に参加させていただき、合唱でこんなに勇気を貰えるんだということがわかりました。

田中誠監督　とにかくキャストの皆さんがすばらしくて、僕は何の苦労もしませんでした。いつも脚本を考える時はストーリーで感動させようと思うのですが、今回は合唱部の取材をした段階で、歌そのもので感動させることができるのだ、ということがわかりました。歌が心を一つにする、ということを身をもって感じました。その感動をぜひ味わっていただきたいと思います。

そして上映終了後、本作のクライマックスでも披露され、エンディングテーマでもある「青い鳥」の大合唱が行われました。舞台には七浜高校合唱部、そして「青い鳥」をご提供いただいたゴスペラーズ、観客の皆さんも参加して、会場いっぱいに歌声が響き渡りました。

『うた魂♪』は４月５日（土）より全国公開となります。
皆様もぜひ合唱のすばらしさを体感して下さい！！

『うた魂♪』

2008年4月5日 シネクイント　シネ･リーブル池袋　ほか全国ロードショー
監督：田中誠
脚本：栗原裕光（「あたしが産卵する日」より）　田中誠

荻野かすみ役：夏帆
権藤洋役：ゴリ（ガレッジセール）
瀬沼裕子役：薬師丸ひろ子
牧村純一役：石黒英雄　
野村ミズキ役：徳永えり　
松本楓役：亜希子　
青柳レナ役：岩田さゆり
ともさかりえ　間寛平　　ほか

主題歌：「青い鳥」（作詞：安岡優　作曲：北山陽一　歌：ゴスペラーズ）

製作：日活、文化放送、朝日新聞社
©2008『うた魂♪』製作委員会