わが町

わが町イメージ わが町 わが町

1956年

ドルビーデジタル・モノラル/本編98分

価格:2,380円(税込)

*** 川島雄三 名作選 ***

「夫婦善哉」の作者・織田作之助の不朽の名編を『幕末太陽傳』の川島雄三が完璧の映画化!!

解説

「夫婦善哉」の作者織田作之助不朽の名作の映画化。明治末、フィリピンでどしょっ骨を鍛えた男“ベンゲットのたぁやん”が、人力車の梶棒を握り、娘と孫娘を意地と正義の一徹さで育てあげた涙の男一代記。東京の撮影所オープンセットに大阪の長屋を再現し、織田作品の世界観を忠実に作り上げている。主演は“たぁやん”こと佐渡島他吉を辰巳柳太郎。その妻と孫娘の一人二役を『幕末太陽傳』(1957)の南田洋子が演じている。

ストーリー

明治の末、フィリピンのベンゲット道路開拓現場で働いていた、血気盛んな一本気の若者“ベンゲットのたぁやん”こと佐度島他吉(辰巳柳太郎)が、生れ故郷の大阪天王寺の裏長屋に、人力車と風呂敷包み一つで戻って来た。出航前夜、情を交したお鶴(南田洋子)が、四つになる初枝を抱え苦労していると聞いた他吉は、お鶴に代って夜店を手伝うことに。やがてお鶴は急病で倒れ息を引取る。二十年後、梶捧一筋に他吉の丹精の甲斐あり、初枝も立派に成長し若者新太郎と結婚。だが、新婚早々新居が出火し焼け出され、他吉の許に転り込んでから腰抜け同然の新太郎をフィリピンへ出稼ぎに行かせる。身重な初枝を庇い稼ぎまくる他吉の処に、ある日新太郎客死の報。初枝、はそのショックで父を恨みつつ死ぬ。遺児君枝を片手に他吉は、梶棒を握り続ける。めぐる因果に当惑するものの、君枝(南田洋子一人二役)を育てる喜びに気持ちを直した他吉の働きは近所の人を驚かすほどだったが・・・。

特典

・フォトギャラリー(予定)


スタッフ

監督:川島雄三 原作:織田作之助 脚本:八住利雄 撮影:高村倉太郎

キャスト

辰巳柳太郎 南田洋子 高友子 三橋達也 大坂志郎 殿山泰司 北林谷栄

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