数々の映画・ドラマに出演し、名実ともに日本を代表する俳優である山田孝之さんが裏方に徹した初の全面プロデュース作品で、映画『キングダム』などへ出演する俳優・阿部進之介さんが長編映画初主演を務める『デイアンドナイト』(2019/1/26全国公開)の主題歌が決定しました。
完全オリジナル作品である本作が問いかけるテーマは「人間の善と悪」。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語は、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出します。
監督を務めるのは、ドラマ「100万円の女たち」や映画『7s/セブンス』『TANIZAKI TRIBUTE「悪魔」』などを手掛け、新作映画『青の帰り道』の公開も控える、若手監督の最注目株との呼び声も高い藤井道人氏。山田さん、阿部さんと共に同世代のメンバーが熱い思いをぶつけ合いながら2017/11/3にクランクインした本作は、秋田県の秋田市、鹿角市、三種町で同年11月末まで撮影が行われ、遂に、こころ揺さぶる人間ドラマが誕生しました。
作詞・作曲・プロデュースは野田洋次郎!ボーカルにはヒロイン清原果耶が抜擢!!
本作の主題歌「気まぐれ雲」を、ヒロイン清原果耶さんが劇中の役柄である大野奈々(おおのなな)名義で歌い、RADWIMPSのボーカルやギターを担当、ソロプロジェクト「illion」としても活動する野田洋次郎氏が作詞・作曲・プロデュースを担当することが決定しました。
©2019「デイアンドナイト」製作委員会
大野奈々名義でボーカルとして初めて主題歌を担当した清原さんは、レコーディング直後には「なんとか無事に終わって良かったです。」と安堵の表情。野田氏は、数々の楽曲提供やプロデュースを行ってきたものの女優とのコラボレーションは初めてで「ホッとしています。本当にやれてよかったです。良い歌が録れて満足です。」と、満足げな表情で答えています。
山田プロデューサーが、この映画を締めくくるにふさわしい主題歌の制作を野田にオファー。"映画の声"とも言うべき主題歌の歌い手をどうすべきか、山田プロデューサーと野田氏が話し合いを重ね「ボーカルは映画のヒロインはどうか」という野田氏の提案から、清原さんをボーカルに抜擢、今回のコラボレーションが実現しました。
本作の主題歌制作オファーについて野田氏は「この映画に参加している人たちが実直に、素直に、やりきっていることが作品から伝わってきたし、ストーリーも面白く、是が非でも参加したい、力になりたいと思いました。良い作品だからこそ、負けないくらい良い曲にしたいと思ったし、最後に流れる曲なので、映画を観た人が、何度も何度もこの映画を自分の中で反芻できる曲であってほしい、一生懸命生きている登場人物たちの姿が蘇ってきてほしいと思いました。」と語りました。
初めて主題歌を歌うことになった清原さんは「とても驚きました。私自身、音楽に支えられ、沢山の影響を受けて生きてきたので、そんな大切で揺るぎない存在に今回お仕事として関わるということに、感じたことのない不安や少しの恐怖すら覚えました。ですが、私がこの作品を愛し温めてきたことに嘘は無いという想いを握りしめ、こんなに素敵な機会を与えてくださった山田さんや野田さんはじめスタッフの皆さんに感謝し、私が出せる全力を尽くしたい、と挑戦させて頂きました。」と話しました。
©2019「デイアンドナイト」製作委員会
歌詞やメロディーへの想いついて野田氏は「人生が思う通りにいっていない人たちの物語なので、"切実な願い"みたいなものを、ありのままに書きたいと思いましたし、ただ悲しいだけの曲ではない、強さが欲しいと思いました。」と明かし、そういった思いを込めた歌詞と、初めてデモ音源を聴いた時の清原さんは「とたんに撮影時の記憶がフラッシュバックし、目の前が涙で曇ったことを覚えています。野田さんが描いてくださった奈々の未来は、はるか遠くを見据えているように感じました。」と当時を振り返っています。
歌う時に大切にしたことについて清原さんは「言葉や音楽は聴いた人それぞれの捉え方があるので、なるべく素直に、真っ直ぐに。奈々の生き方を思い出しながら歌えればと思いました。」と言葉の重みを感じつつ、「歌詞を頂いてから毎日ノートに歌詞を書き出しました。大野奈々として歌う。それ以前に歌は自分の経験や個性が色付いてしまうものだと思うので、野田さんが紡いでくださったこの歌詞を自分の言葉として歌えるようにと考えて、そういったことも取り入れながら練習しました。」と歌詞を覚えるまでのエピソードを告白しました。
そんな熱い想いで臨んだ清原さんに対してディレクションをした野田氏は、「なるべく何も言わない。事前に声を聞かせていただいて、すごく素敵な声だと感じていたので、足さず、引かずに。」と清原さんの声を絶賛しました。
山田プロデューサーからも、コメントが到着しています。
-野田洋次郎さんに主題歌を依頼された想い
DAY AND NIGHTの物語は奈々で終わります。しかし奈々の人生はこれからも続きます。これを表現するため、洋次郎に「奈々の気持ちになって歌詞を書いてほしい」と伝えました。
彼はミュージシャンとしてはもちろん、芝居をする人間としても一流の表現者です。彼にお願いすれば奈々の気持ちと寄り添い、奈々の言葉として歌詞を書いてくれると思いました。
-大野奈々として、清原果耶さんをボーカルに抜擢されたきっかけ
(主題歌の作詞・作曲を野田洋次郎さんに依頼した際に、)洋次郎から「ヒロインの子に歌ってもらうのはどう?」と、素晴らしい提案をもらいました。これ以外に無いと思いました。
©2019「デイアンドナイト」製作委員会
この度の主題歌決定とあわせ、「人間の善と悪」に翻弄される登場人物たちの心情を詰め込んだ《新予告映像》も解禁です!
愛するものが殺されたとき、善と悪の境界線であなたは何を想うだろうか?そして彼らは、どういった結末を選んだのか―。山田孝之さん初全面プロデュース作品『デイアンドナイト』に、ご期待ください!
2019年1月19日(土)秋田県先行公開/1月26日(土)全国公開!
善と悪はどこからやってくるのか。
父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく----。
----------
映画『デイアンドナイト』
出演:阿部進之介
安藤政信 清原果耶
小西真奈美 佐津川愛美 深水元基 藤本涼 笠松将 池端レイナ
山中崇 淵上泰史 渡辺裕之 室井滋 田中哲司
企画・原案:阿部進之介
プロデューサー:山田孝之 伊藤主税 岩崎雅公
監督:藤井道人
脚本:藤井道人 小寺和久 山田孝之
制作プロダクション:and pictures inc.
制作協力:プラスディー・BABEL LABEL
配給:日活
©2019「デイアンドナイト」製作委員会
©2019「デイアンドナイト」製作委員会
映画『デイアンドナイト』関連ニュース
*広島国際映画祭の模様
*場面写真解禁*完成報告会見
*公開日決定
★現在公開中のその他の日活ラインナップもご期待下さい★
★★日活公式TwitterとFacebookもやってます★★