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直木賞作家・西加奈子氏原作「まく子」映画化決定!14歳の主演・山﨑光さんと草彅剛さんが親子役で共演!
2018年05月16日(水曜日)

直木賞作家・西加奈子氏原作「まく子」(福音館書店刊)の映画化、2019年公開が決定しました!

「まく子」は、西氏が第152回直木賞受賞後の第一作目として2016年に発表し、思春期の成長物語として高い評価を受ける小説。

小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)は不思議な魅力をもつ転入生の美少女・コズエと出会い、彼女の大きな秘密を知ることで、今まで見てきた世界-日常-が優しく塗りかえられ、ほんの少しだけ大人へと近づいていきます。本作は、誰しもが経験してきた思春期ならではの葛藤、親子の確執と再生を、西氏ならではの世界観で瑞々しく描いた作品です。

原作は、テレビ朝日「アメトーーク!」読書芸人大賞2016で又吉直樹さん(ピース)のおすすめ作品として紹介されたことで更なる話題となり、子どもだけなく、"かつての子どもたち"に向けられた小説として、幅広い世代に読まれています。


山﨑光が14歳にして初主演!父親役には草彅剛が決定!

主演・慧役を演じるのは、中学3年生の山﨑光さん。2010年『ちょんまげぷりん』(中村義洋監督)で映画デビューし、その後『ツナグ』(平川雄一朗監督)、『真夏の方程式』(西谷弘監督)など数々の作品に出演。本作で、14歳にして初主演を務めます。

山﨑さんは現場を振り返り「初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡監督のわかりやすい指導と、スタッフさん達のサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました。」とコメントを寄せています。

不思議な魅力を持つ転入生の美少女・コズエ役には、新音(にのん)さんが決定。新音さんはRADWIMPS「狭心症」のミュージックビデオや、第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門正式招待作品『Blue Wind Blows』(富名哲也監督)に出演。映画出演は本作が2作目で、今後の活躍が期待される若手注目女優の一人です。

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©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)


そして慧の父親・光一役には、2017年9月「新しい地図」として始動した草彅剛さんが決定。草彅さん主演の『光へ、航る』(太田光監督)を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』は2週間限定公開ながら28万人以上を動員し、大ヒット。さらに現在公演中の舞台「バリーターク」(演出:白井晃)では主演を務めるなど、役者として目覚ましい活躍をみせています。本作では「子供から"お父さんしっかりしろよ"と言われてしまうような父親を演じた」と、役柄についてコメントしています。

さらに慧の母親・明美役には、1998年にNHK朝の連続テレビ小説「天うらら」でヒロインを演じて以降数々の作品に出演し、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」にて、20年ぶりの朝ドラ出演が話題の須藤理彩さんが決定しました。

監督は、長編第一作目『くじらのまち』が第34回PFFアワード2012グランプリとジェムストーン賞をW受賞したほか、長編第二作目『はつ恋』とともに海外映画祭でも高い評価を受けるなど、国内外問わず注目を集める新進気鋭の若手・鶴岡慧子監督が務めます。

撮影は、3月末~4月上旬に群馬県四万温泉付近で行われ、すでにクランクアップ。現在は編集中で、完成は8月を予定しています。

この度の映画化決定にあたり、キャスト、スタッフからコメントが到着しました。

慧役/山﨑光さんコメント
初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡監督のわかりやすい指導と、スタッフさん達のサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました。撮影も順調に進み、お天気にも恵まれたので無事予定通り終わることができました。撮影中は、少し恥ずかしいシーンもあり緊張もしましたが、自分なりに上手く演じることができたと思います。最後のシーンが終わり、監督からのOKの声を聴いて、ホッとしたのと同時に、撮影が終わってしまった寂しさがこみ上げてきました。また鶴岡監督をはじめ、スタッフの皆さんとお仕事をさせて頂けたらと思います。初めて台本を読んだ時、慧は思春期で子供から大人になってく過程での複雑な気持ちを表現するのが難しいと思ったのですが、実際ぼくも今、同じような境遇で、慧と重なるところが多く演じやすかったです。慧がコズエの不思議な世界観に巻き込まれていく、とても不思議で魅力的な作品で、精一杯演じさせて頂いたので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しいです。

コズエ役/新音さんコメント
私が演じたコズエの役は複雑で難しい面もありましたが、演じる上でたくさんのことを学べた気がします。撮影期間中はたくさんの人と出会えて素晴らしい体験ができました。台本をもらった日からまく子の不思議な世界観が伝わってきて特別な映画だと感じました。その世界を表現するような演技ができるようにがんばりました。完成楽しみにしてます!

慧の父・光一役/草彅剛さんコメント
14歳の座長、山﨑光君演じる慧の父親・光一役を演じさせていただきました。子供から「お父さんしっかりしろよ」と言われてしまう、そんな父親です。僕もちょうど山﨑君と同じくらいの時に仕事を始めているので、当時の事を思い出し、その時感じていた事は今も感じているのかなと考えたりしました。ただこの年になっても、緊張したりもするし、人と比べてしまったりもするし、年をとってもそういう気持ちはなくならないなぁと思い、でも今回『まく子』に出演させていただき、それはむしろ素敵なことなんだなぁと感じました。この作品ではそういうところをぜひ感じていただきたいなと思います。鶴岡監督は、現場を引っ張ってくださって、若い方ですけど、底力があり、ご一緒して、ガッツとパワーを頂きました。『まく子』は、誰しも持っている、どうしても失ってしまう大事な感情、想いを、もう一度取り戻してくれる作品です。僕たちの前にいきなり出てきて、花火の様に僕らの日常を映してくれて、「あいつ、バカだなぁ」って笑いながら、幸せをまいてくれる、この映画も、みなさんにとってそんな存在になる映画だと嬉しいです。

慧の母・明美役/須藤理彩さんコメント
不思議な出会い、出来事。もしかしたら、今起こっていること全てが幻だったとしても、その時感じたことは心に深く刻まれて『自分』は少し成長したんだと、、、そんな思春期の息子を見守る母の役です。母も、そんな息子から、学ぶのです。人を愛する気持ちを。。。

鶴岡慧子監督コメント
美しい川が流れる四万温泉で、巡る季節を感じながら映画『まく子』を撮りました。光くんと新音さんが、成長期の真っただ中にいる主人公たちを、からだの全てで演じてくれました。そしてふたりの周辺を、新人から大先輩まで、様々なフィールドから集まったおもしろ~い俳優さんたちが彩ってくれました。西加奈子さんの原作「まく子」が伝えてくれたたくさんの勇気を、私も力いっぱいまけるように、完成まで頑張ります。

原作者・西加奈子氏コメント
あの頃のあなたへ、あの頃の私へ向けて書いたつもりが、今この瞬間のあなた、今この瞬間の私に向けて書いていました。私たちが今こうやってここにいるのは奇跡です(よね?)。私にとって特別な思い入れがあるこの作品を映像にしていただけることも奇跡。素晴らしいスタッフに恵まれ、それだけでこの作品は祝福されています。完成がほんとうに楽しみでなりません。

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撮影:若木信吾


赤城聡プロデューサーコメント
映画『まく子』は奇跡の物語であり、その制作そのものが、素晴らしい原作、素晴らしいスタッフ、素晴らしいキャスト、そして、素晴らしいロケーション、そんな数々の奇跡の出会いに満ちています。脚本を作りながら、撮影を進めながら、主人公・慧の成長を描くと共に、この映画そのものが、僕たちの想像を越えた成長を遂げていきました。皆さんがこの映画に出会うこと、どうかそれが素晴らしい奇跡でありますように。


『まく子』2019年 全国公開!


誰しもに訪れる奇跡の物語『まく子』公開を、お楽しみに!

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まく子
脚本・監督:鶴岡慧子
原作:西加奈子(「まく子」福音館書店刊) 
出演:山﨑光 新音 須藤理彩/草彅 剛       
配給・宣伝:日活
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)


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