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名優・山﨑努さん主演『モリのいる場所』に世代を超えた豪華キャストが結集!
2017年12月07日(木曜日)

日本を代表する俳優の山﨑努さんと樹木希林さんが初共演し、夫婦役として出演する映画『モリのいる場所』の追加キャストが発表されました!

本作は、97歳で没するまで30年もの間ほとんど家の外へ出ることなく、ひたすら自宅の庭で動植物を観察し続け「仙人」と呼ばれた伝説の画家・熊谷守一氏(通称:モリ)のエピソードを元に、晩年(94歳)のある1日をフィクションとして描く作品。沖田修一監督がメガホンをとり、本作で13年ぶりの主演をつとめる山﨑さんがモリを、樹木さんが妻・秀子を演じています。

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©2017「モリのいる場所」製作委員会


20~80代の豪華キャストが集結!コメントも到着!

モリに惚れ込み、モリの写真を撮ることに情熱を燃やすカメラマン藤田を演じるのは、沖田監督と同世代の演技派・加瀬亮(42)さん。その藤田のアシスタントとして現場に連れてこられた鹿島に、TVドラマ「僕たちがやりました」で一躍注目を集めた若手演技派の吉村界人(24)さん。

モリに看板を描いてもらいにくる温泉旅館主人・朝比奈を名バイプレイヤーとして大活躍する光石研(56)さん、熊谷家の隣のマンション建設のイカツイ現場監督・岩谷を青木崇高(37)さん、そのマンションのオーナー水島役を吹越満(52)さんが演じます。

そして、モリの姪で熊谷家の家事を手伝う美恵ちゃんを演じるのは、おせっかいで人の良さそうなオバさんを演じたら右に出る者はいないと言われる池谷のぶえ(46)さん。さらに、モリの家に入り浸る画商・荒木役を沖田組常連のきたろう(69)さんが演じるなど、山﨑さんと樹木さんを取り囲む人々に、それぞれの世代で活躍する個性的で魅力的なキャストが結集しました。

■加瀬亮さん(カメラマン藤田武役)コメント

-出演を決めたきっかけ
詩人のまどみちおにも通じるような熊谷守一の宇宙に興味をもっていたので。監督はじめ、今回参加するいろんな人の感じ方を知りたくて出演を決めました。

-山﨑努さんとの共演について
緊張しましたが、役のための小さな針の穴に糸を通すような作業を、いまだに大きな好奇心をもって続けられていることにただ驚くばかりでした。

-樹木希林さんとの共演について
おもしろい方です。危険な方でもあります(笑)。楽しくて話こんでいるとすっかり希林さんの世界の住人にさせられてしまうのです。

■吉村界人さん(カメラマンアシスタント鹿島公平役)コメント

-沖田組に初めて参加した感想
今回沖田組に初めて参加させて頂き沖田監督の印象は、技術からは学ぶことができない、その人の話し方や動きを甘受してくださる方でした。僕は僕でいいんだと、思えました。

-山﨑努さんとの共演について
絶え間ない緊張感がありました。僅かですがお話させて頂いたときに、僕は到底、聞くだけで精一杯でしたが初心だけは、忘れたらいけないんだ。という感覚だけは感じました。それは、心も行動も。気構えが素晴らしかったです。

-樹木希林さんとの共演について
生きていてお会いしたことないくらい稀有な方でした。映画、音楽、恋、仕事の話をしました。とても大切な時間になりました。ただ僕のことをジュリーと呼んでいましたけど・・もう一度ご一緒したいです。必ず。

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©2017「モリのいる場所」製作委員会


■光石研さん(雲水館の主人・朝比奈役)コメント

熊谷×沖田×山﨑×樹木。この魅力全開なスクエア映画を断る俳優はいません!現場では、最高に幸福な時間が流れておりました。有難うございました!

■青木崇高さん(工事現場監督の岩谷役)コメント

-出演を決めたきっかけ
沖田監督作品であり、山﨑努さんとの共演であったからです。

-山﨑努さんとの共演について
リラックスして関係性を探っていけたのでとても楽しかったです。

-樹木希林さんとの共演について
現場で色んなアイデアを出されていたのが印象的でした。

■吹越満さん(マンションオーナー水島役)コメント

まず、台本を頂いて、自分がどの役をやるのかは気にせず一度読んでモリの魅力に胸がきゅっとなり、二度めに樹木希林さんとの共演シーンがあると知り、お尻の穴がきゅっとなりました。

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©2017「モリのいる場所」製作委員会


■池谷のぶえさん(モリの姪・美恵ちゃん役)コメント

-出演を決めたきっかけ
沖田監督にしか生み出せない世界観のファンでしたので、その世界にどっぷり浸かることができる喜びで参加させていただきました。現場での誰よりもワクワクしている様子の監督に接して、ますますファンになりました。

-山﨑努さん、樹木希林さんとの共演について
撮影中、いろいろなアイディアをいただき、人物像や作品がどんどん豊かになっていきました。その場所にずっと存在している...という素敵で難しい状態を、スッと体現されるお二人のシーンは、ずっと見続けていられます。

■きたろうさん(画商荒木役)コメント

出演を決めたきっかけは、沖田さんが好きだから。

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©2017「モリのいる場所」製作委員会


画家・熊谷守一(1880-1977年)
明治に生まれ、大正・昭和の画壇で活躍した洋画家。美術学校を首席で卒業し、若い頃から絵の才能を認められながらも、いい絵を描いて褒められようとも有名になろうとも思わず、たまに描いた絵も売れず、長いこと借家を転々として友人の援助で生きながらえる。ぽつぽつ絵が売れてようやく家族を養えるようになったのは50歳を過ぎた頃。この頃の有名なエピソードとして、作品を二科展で見た昭和天皇が「これは子どもの絵か」と尋ねたという。やがて、その風貌や言動から「画壇の仙人」としてひろく脚光をあびる。文化勲章と勲三等叙勲を辞退。その理由を「これ以上、人が訪ねて来るのと困るから」と言っていたが、本当は褒状をもらうのが嫌だったため。

展覧会「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」
2017年に没後40年を迎えた熊谷守一の作品200点以上を集めた大回顧展。
東京国立近代美術館にて2017/12/1(金)~2018/3/21(水・祝)開催。
http://kumagai2017.exhn.jp/

美の巨人たち/熊谷守一「宵月」放送予定
テレビ東京:12/9(土)22:00-22:30
BSジャパン:2018/1/10(水)23:00-23:30


映画『モリのいる場所』2018年5月シネスイッチ銀座、ユーロスペース、シネ・リーブル池袋、イオンシネマほか全国公開!


12/1よりスタートした大回顧展「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」が大きな盛り上がりをみせ関心が高まるなか、名優おふたりに加え、さらなる豪華共演キャストが発表された映画『モリのいる場所』。来年の公開を楽しみにお待ちください。


ストーリー
自宅の庭には草木が生い茂り、たくさんの虫や猫など、守一の描く絵のモデルとなる生き物たちが住み着いている。守一は30年以上、じっとその庭の生命たちを眺めるのを日課にしていた。普段、守一は妻の秀子と二人の生活をしているが、毎日のように来客が訪れる。守一を撮ることに情熱を燃やす若い写真家の藤田くん、看板を書いてもらいたい温泉旅館の主人、隣人の佐伯さん夫婦、郵便屋さんや画商や近所の人々、そして、得体の知れない男・・・。今日もまた、モリとモリを愛する人々の、可笑しくて温かな1日が始まる。

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©2017「モリのいる場所」製作委員会

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映画『モリのいる場所
出演:山﨑努
監督・脚本:沖田修一
配給:日活
©2017「モリのいる場所」製作委員会
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