白石和彌監督の初ロマンポルノ作品《タイトル》と《主演女優》を発表! ニュースアーカイヴ

[映画]
白石和彌監督の初ロマンポルノ作品《タイトル》と《主演女優》を発表!
2016年08月24日(水曜日)

*45th ROMAN PORNO REBOOT*

白石和彌監督の初ロマンポルノ作品は、名匠・田中登監督の傑作をオマージュ!

白石和彌監督の初ロマンポルノ作品のタイトルが『牝猫たち』に決定しました。

1971年の製作開始から今年で45周年を迎える日活ロマンポルノが28年ぶりに復活し、完全オリジナルの新作を公開します。本作は、45周年を記念した《ロマンポルノリブートプロジェクト》の一環で製作された作品で、白石和彌監督のほか、塩田明彦監督、園子温監督、中田秀夫監督、行定勲監督ら第一線で活躍する監督が揃って参加することから、注目を集めています。

『牝猫たち』は、ロマンポルノの名匠・田中登監督の1972年公開作品『牝猫たちの夜』にオマージュを捧げた、白石監督自身の脚本による完全オリジナル作品。田中登監督は、映画としても傑作と名高い『(秘)色情めす市場』の監督で、白石監督は自身の長編デビュー作『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で本作をオマージュしていたほど。

田中登監督の『牝猫たちの夜』は、新宿を舞台に風俗嬢の日常を描いた傑作。白石監督の『牝猫たち』は、池袋で働くデリヘル嬢たちの物語を軸に描かれる群像劇で、ネットカフェ難民、シングルマザー、不妊症...それぞれの悩みを抱えながら、明日に向かって性活する女たちとそれを取り巻く男たちの可笑しくて、ほろりと切ないドラマに仕上がっています。


主演女優・井端珠里が、ロマンポルノの女王の前で縛られる!?

デリヘル嬢の一人で、主人公を演じるのは、気鋭の女優・井端珠里さん。白石監督は、約10年前の師匠・若松孝二監督の『17歳の風景』の助監督としてついていた際、井端さんを若松監督に推薦。10年後の再会で運命的なものを感じ、主演に抜擢しました。

井端さんは濡れ場にも果敢に挑戦し、さらに本作にSMクラブのマダム役としてカメオ出演しているロマンポルノの女王・白川和子さんの前で亀甲縛りの姿も披露。ロマンポルノで描かれ続けてきた逞しく生きる等身大の現代女性の心情を描いた本作が、映画初主演となりました。

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*『牝猫たち』出演・井端珠里


白川和子さんは、日活ロマンポルノの記念すべき第1作『団地妻 昼下りの情事』に出演し、日活ロマンポルノのトップ女優に。白石監督の『凶悪』にも出演しており、白石組は2作目。『凶悪』では、先生(リリー・フランキー)と須藤(ピエール瀧)によって殺害される第1の被害者・牛場悟(ジジ・ぶぅ)の妻・牛場百合枝を演じ、強烈な印象を残していました。今回、白石和彌監督の脚本を読んで「脚本(ホン)が素敵だったから、私が若い頃にこの脚本と出会っていたら主演をやりたかったな。」と絶賛しています。

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*『牝猫たち』出演・白川和子


井端珠里さん(29)コメント

約10年ぶりに白石監督と再会して、主演という形でこの作品に参加することができてとても嬉しいです。
『17歳の風景』の頃はまだ10代だったのですが、まさかこのような形で監督とご一緒させていただくことになるとは思いもしませんでした。ロマンポルノは映画好きの友達に薦められて18歳の時に観てから知っていました。歴史あるレーベルが復活し、そこに女優として参加できることに大変ありがたく思っています。現場では、白川和子さんに、あたたかく励ましていただいて非常に心強かったです。SMクラブのシーンでは縛られたまま待機することもあり、かなり辛かったです・・・(笑)。女優として初めての濡れ場で、覚悟はできていましたが、一人の女として100%踏み切れていない部分がありました。完成した作品を観て涙が溢れてきました。白石監督の愛を感じて、全てが昇華できました。白石監督の作品で挑戦できてよかったです。

雅子 役/井端珠里(いはた・じゅり)さんプロフィール 
1987/9/9生まれ。東京都出身。2歳でキッズモデルとしてデビュー後、98年にCX「眠れる森」で女優デビュー。声優、歌手としても活躍している。近年の主な出演作として『ローリング』(15)、『グッド・ストライプス』(15)、『走れ、絶望に追いつかれないはやさで』(16)、舞台「罠」(16)、『断食芸人』(16)など。


白川和子さん(68)コメント
脚本(ホン)が素敵だったから、若い頃にこの脚本と出会っていたら主演をやりたかったなと思いました。45年前だったら団地妻のように、ものすごくヒットしたのではないでしょうか。私たちが愛したロマンポルノが復活するということで、もちろん私は脱いでいませんが(笑)、一肌脱げればと思い、すこしだけ出演させいただいております。

SMクラブのマダム 役/白川和子(しらかわ・かずこ)さんプロフィール
1947/9/30生まれ、長崎県出身。1967年『女子寮』で映画デビュー。1971年日活にスカウトされ、日活ロマンポルノ第一作『団地妻 昼下がりの情事』に出演。「団地妻」シリーズで人気を博し、日活ロマンポルノのトップ女優になる。以降『復讐するは我にあり』(79)などの話題作に出演する。第21回日本映画批評家大賞 ゴールデングローリー賞を受賞。白石和彌監督作品には『凶悪』(13)以来2度目の出演となる。


白石和彌監督コメント
若松孝二監督の『17歳の風景』の時、まだ僕が助監督だった頃に若松監督に井端珠里を推したのが最初の出会いです。そこから10年ぐらい経って今年公開した足立正生監督の『断食芸人』に出演して、俳優としてがんばっている彼女の姿を見て運命的なものを感じました。(撮影を)はじめる前から物語がある関係性を大事にしたかったし、彼女に主演を任せたいと思ったとき、全く迷いはありませんでした。完成した作品では期待どおり、期待以上にがんばってくれています。

白石和彌(しらいし・かずや)監督プロフィール
1974年、北海道生まれ。95年に中村幻児監督主催の映像塾に参加。以後、若松孝二監督に師事し、フリーの助監督として活動。若松孝二監督『明日なき街角』(97)、『完全なる飼育 赤い殺意』(04)、『17歳の風景少年は何を見たのか』(05) などの作品へ助監督として参加する一方、行定勲、犬童一心監督などの作品にも参加。初の長編映画監督作品『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10)に続き、長編第2作となるノンフィクションベストセラーを原作とした『凶悪』(13)が、国内の映画賞を席巻。『日本で一番悪い奴ら』がニューヨークアジア映画祭のオープニング作品として上映がされた。又吉直樹原作「火花」のNETFLIX配信ドラマの監督を務めている(3話、4話担当)。


『牝猫たち』(2016年製作、白石和彌監督)作品概要
                
池袋の夜街を漂う3人の女。呼び出された男たちと体を重ね、また夜が明ける。ネットカフェ難民、シングルマザー、不妊症...それぞれの悩みを抱えながら、明日に向かって性活する女たちとそれを取り巻く男たちの可笑しくて、ほろりと切ない群像ドラマ。ロマンポルノで描かれ続けた逞しく生きる女性たちのいま現在を白石和彌監督が活写する。

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*『牝猫たち』場面写真


2016/11/20に45周年を迎える日活ロマンポルノとは?
「日活ロマンポルノ」は、日活が1971年に打ち出した当時の映倫規定における成人映画のレーベルです。 1971/11/20『団地妻 昼下りの情事』(西村昭五郎監督/白川和子主演)と、『色暦大奥秘話』(林功監督/小川節子主演)の2作品が初めて公開。「10分に1回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」などの一定のルールと製作条件を守れば比較的自由に映画を作ることができたため、チャンスを与えられた若手監督たちは限られた条件の中で新しい映画作りを模索し、さまざまな表現に挑戦できました。また、通常3本立ての公開を維持するため量産体制を敷いたことにより若い人材の育成を促進。中平康、鈴木清順、齊藤武市、今村昌平らのもと助監督として経験を積み、ロマンポルノの中で作家性を発揮した監督として、神代辰巳、小沼勝、加藤彰、田中登、曽根中生といった才能が生まれ、あらゆる知恵と技術で「性」に立ち向い、男性向けに作られながらも、女性とその生き様を深く美しく描くことを極めていきました。このほか、ロマンポルノから出発した監督として、村川透、根岸吉太郎、金子修介、石井隆といった方々がいます。製作終了した1988年までの17年間に約1,100本もの作品を継続して公開し続けた結果、映画史において最もセンセーショナルな作品レーベルとして、現在も国内外で高く評価されています。

新作製作 powered by BSスカパー!
2016年ロマンポルノが生誕45周年を迎えるにあたり、これまでロマンポルノ作品を監督していない第一線の監督たちによる完全オリジナルの新作ロマンポルノを、BSスカパー!をパートナーとして製作開始しました。さらに、新作の劇場公開に併せて、BSスカパー!(BS241/プレミアムサービスCS585)にてR15+版の放映を行います。 


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