ニュース

<最新一覧へ戻る

漫画 『俺はまだ本気出してないだけ』 待望の映画化!!主人公は意外なアノ方! 
2012年07月24日(火曜日)

堤真一が最強のダメ男に・・・

「このマンガがスゴイ!2009」 にランキングされた人気漫画 『俺はまだ本気出してないだけ』 は、漫画誌 「月刊IKKI」(小学館) に連載された青野春秋さんの代表作。41歳にして突然会社を辞め、漫画家を目指す冴えない中年男・大黒シズオが、家族や友人たちを巻き込みながら奮闘する日々を描く人気作です。

映像化に20社以上が殺到した大人気原作の映画化で、“ダメ男” である主人公を演じるのは、なんと人気実力を兼ね備えた俳優・堤真一さん!

■堤真一さんのコメント
はじめに監督から話があり、漫画を渡されました。どの役をやるんだろうと思っていたら、「堤さんを主人公のシズオ役という設定で映画化の権利を取ろうと思っている」 と。どう考えても体型もキャラも違うので、冗談かと思っていたら原作者からOKが出て、「え?本当にやるの?」と(笑)。ただ、脚本が出きて読んでみたら、原作の良さと監督のセンスが混じって、とても面白いものになっていまして、やらせていただくことになりました。こういう役は初めてだったので、撮影前半は役を掴むのに少し苦労しました。原作の絵のイメージが強くて、しゃべり方も含めて何かつけ加えて演じなくては、と思っていたんです。監督からは「なるべく素のまま、かっこつけたりせずに、そのままでいい」と言われてはいたんですが、不安はありました。共演者の、生瀬さんや山田君と演じているうちに、役者として楽しめればそれで十分かなと思うようになって、気が楽になりましたね。

oremada0.jpg

この意外なキャスティングをしたのが、本作で監督・脚本をつとめる福田雄一監督。福田監督は、映画『大洗にも星は降るなり』、テレビドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」「コドモ警察」などを手掛ける気鋭のクリエイター。

■福田雄一監督のコメント
― 撮影を終了しての感想は?
前作(『大洗にも星はふるなり』)の方が撮影期間は短かったのに、今回は本当にあっという間でした。ドラマでも演劇でも脚本を自分で書くため画は事前に見えているので、ロケ前日に緊張ということはなかったのに、今回は不安を感じていたんです。それを払拭するため、クランクインの前日にAKBの総選挙に行きました(笑)。撮影当初は堤さんと手探りで実験を繰り返していくという感じでしたが、中盤以降、堤さんには完全に流れを掴んでいただいたと思います。すべての場面がうまくハマったという手応えがありますので、その分凄く短く感じたんだと思います。

― もともと、映画化はどのように始まったのでしょうか?
これが本当に「怪現象か!?」というような話で。僕はもともと漫画もあまり読まないし、原作のことは知らなかったんです。それが3か月くらいの間に、お互い関係のない4~5人の方々から、この漫画の映画化の話が同時に来たんです(笑)。「これは福田さんにピッタリだと思うんだよね」って全員に言われて。じゃあ、と思って読んでみたら、「言われるだけの理由があるな」ってよ~くわかりました(笑)。僕が持っているダメなところが主人公のシズオと完全に同じなんです、家でファミコンやってる時の横になり方とか(笑)。周りの人に言わせるとビジュアルもそっくりだと。「もうこれは運命だな、やるしかないな」という感じでした。

― 堤さんというキャスティングはどんな経緯で?
以前、僕が脚本を書いた舞台でご一緒することがあって、映画や舞台では2枚目のカッコいい主人公を演じることが多い堤さんが、舞台を終えて飲みに行くと、決してそれだけではない、ということを知りまして(笑)。あと、僕は原作を忠実に映画化することに抵抗があるんです。原作に似た方をキャスティングして、「似てるね」って言われることは全く嬉しくない。驚きがないというか、「え?あの人がこれやるの?」というジャンプ幅を持たせたい。「THE3名様」の時もそうですし。今回も、普通に考えると「まさかあの堤さんが、こんなだらしないオッサン役を?」と思うかもしれませんけど、脚本の段階で「堤さんだな」と考えていまして、その狙いはばっちりハマったと思います。


共演は橋本愛さん、生瀬勝久さん、山田孝之さん、濱田岳さん、石橋蓮司さんほか個性的にして豪華な面々が顔を揃え、松竹配給で2013年に公開です!楽しみにお待ち下さい!


★現在公開中のその他の日活ラインナップもご期待下さい★

★日活は2012年が100周年!
100thAnniv_OPEN1.jpg

★100周年でとっておきの100タイトルを続々DVDリリース!
100thDVD2.jpg

PRESENT STAFF
INTERVIEW