日本の黒い夏 [冤enzai罪]
にっぽんのくろいなつえんざい

1994年6月――あの事件と報道の向こうに、もうひとつの震えるような真実があった。
名匠・熊井啓監督が描いた真実のクライム・ムービー。

1995年初夏、松本市。高校の放送部に所属するエミとヒロは、一年前に起きた“松本サリン事件"での一連の冤罪報道を検証するドキュメンタリー・ヴィデオを制作していた。ふたりが訪れたのは地元のローカル・テレビ局。この放送局以外、どこも協力的ではなかったのだ。さて、局では報道部長の笹野と彼の部下で記者の花沢、浅川、野田がふたりのインタビューに答えてくれた。彼らは、事件当時の取材の様子を回想する。それは、閑静な住宅街で突然起こった死傷者を多数出した有毒ガス事件だった。

1994年6月27日に起こった松本サリン事件を材に、一市民を冤罪へと陥れた警察捜査、マスコミ報道、そして市民の偏見の在り方を問う社会派実録ドラマ。

日本
製作:日活 配給:日活
2000
2001/3/24
カラー/119分/ビスタ・サイズ
2000 日活株式会社