スケバン株式会社 やっちゃえ!お嬢さん
すけばんかぶしきがいしゃ やっちゃえおじょうさん
アタイたちと悪(ワル)しませんこと!
 バージン捨てたきゃツッパリ一番
  大胆に”前戯なき戦い”
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 かってローティーンの間にマン延し、非行少女の代名詞として、マスコミ等の間でもてはやされた”スケバン”も、いまや死語となった感がある。が非行化がなくなったわけではなく、呼称やファッションを変えて、何らかの形で残っているのである。スケバンを合法的(?)にビジネス化し「株式会社」を設立した3人の優等生女高生が、ネアカ非行でバージンを捨てたり、悪の世界をかいま見たりする様をコミカルに描いたシティスキゾポルノである。
 主演は、映画初出演ながら、いきなりの主役、スリムな肢体にアンニュイな顔立ちが魅力の新人、関根律子。マルチタレントとしてこれからの活躍が多いに期待できる。脇を固める女高生陣には、処女女優の北原ちあきと「イヴちゃんの花びら」に次いで2作目の木築絵子。若さムチムチのスケバントリオの誕生である。
 監督は、小原広裕。青春コメディー物の演出はピカ一である。

にっかつ
1984
1984/9/15
カラー/65分/ビスタ・サイズ
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