夢野久作の 少女地獄
ゆめのきゅうさくのしょうじょじごく
なまめかしく、果てることなく…
求め与えあうふたりの体!
エロスの香りと共に甦る夢野久作の怪奇・幻想の世界!
【解説】(公開当時のプレス資料より)
 横溝、乱歩とともに騒然たる推理小説ブームをまきおこしている天才作家夢野久作の「少女地獄」が、推理小説映画化のルーツに肉迫する日活ロマンポルノ大作として登場します。もちろん夢野文学の初映画です。
 はからずも人間の奥底に潜む獣欲、偽善がもたらした地獄の世界の餌食になり、悲惨で惨酷な少女からの脱皮を余儀なくされたひたむきな二人の女学生にスポットをあて、物語はおどろおどろしく展開されてゆきます。
 この主人公である二人の女学生を、今年待望の大型新人飛鳥裕子と、デビュー間もない近境著しい小川亜佐美が、猛火をかぶっての文字通りの大熱演。濃艶重厚なタッチで定評のある小沼勝監督の怪奇幻想的演出が、全篇に冴え渡っています。
 その他出演は、絵沢萠子、田島はるか、山岸まき子、岡本麗、桂たまきなどが色を添え、桑山正一、江角英明、三谷昇のベテラン男優陣が、迫力ある演技で内容をより充実したものにしています。
 また異色のスインガー・ソング・ライター佐井好子が主題歌「少女地獄」を自作自演で歌っている。
日本
日活
1977
1977/8/20
カラー/92分/ワイド・サイズ
日活ロマンポルノ公式サイト

【北海道】函館市