生贄夫人
いけにえふじん
からみつく縄の悦び、しばられた白い柔肌…
【解説】(「生きつづけるロマンポルノ」特集上映時資料より)
 生け花を教えながら暮らしている秋子が母の墓参に出かけた折、出奔中の夫・国貞に出会う。国貞は高校教師をしていた時に教え子に猥褻行為をはたらいて家出していたのだった。廃村の農家に連れ込まれた秋子は、抵抗もむなしく、国定のなすがままに異常な性行為へと誘われる。ある日、国貞が山中で心中しかけた若いカップルを農家に連れてくるのだが…。
 『花と蛇』に続いて小沼勝監督と谷ナオミの名コンビが描くSMシリーズ第2弾。団鬼六も絶賛した本作は、気品あふれる谷ナオミがSMの官能の扉を開けてしまう様に男女とも息を呑まずにはいられない。

【解説】(公開当時のプレス資料より)
 「ねえ、苛めて下さってもいいのよ。どんなお仕置きにも私、耐えてごらんにいれるわ」
 二人の刑事に向かって、秋子は素裸で縛られたまま媚びをつくり、妖しく笑うのだった。
 ある旧家の若奥様秋子は、家出した夫との再会によって異常なセックスを体験し、始めはかたくなに拒否するものの、心とは別に体が喜びを覚え、いつしか凄艶なS・Mの世界にのめり込んでいくのだった………。
 「花と蛇」に続いて、谷ナオミ主演、監督小沼勝の息の合ったコンビで、異常なSEXの数々を大胆に描写した日活ロマンポルノS・Mシリーズ第二弾です。
日本
日活
1974
1974/10/26
カラー/71分/ワイド・サイズ
日活ロマンポルノ公式サイト