(秘)女郎市場
まるひじょろういちば
いくら達者な女郎でも、男知らずじゃ役立たず
ここは一番人のため、死んだつもりで抱きましょう!
毒気たっぷり、ハチャメチャ時代劇ポルノ!
【解説】(「生きつづけるロマンポルノ」特集上映時資料より)
 時は幕末、文化文政時代。女衒の吉藤次が“娘市”で目をつけたのは、身なりはボロボロ、頭が少し弱いお新という生娘だった。品川楼に預けられたお新だったが、実は男女の営みが何たるかも全く知らず…。
 鈴木清順監督の『殺しの烙印』など多くの脚本を手がけ、71年に『色暦女浮世絵師』でデビューを果たし、88年の『フライング 飛翔』を最後に20年以上も消息不明だった伝説の映画監督曾根中生による、異色時代劇。ロマンポルノを代表するスター女優・片桐夕子演じるお新の天真爛漫さが爽やかな笑いを誘う意欲作である。

【解説】(公開当時のプレス資料より)
 男女の営みも知らず、純真無垢で、その上少々頭のたりない女郎が、女街の言葉を信じての行動がみな裏目に出て不始末ばかり。たまりかねた女街が、その名にかけて彼女を女にし、自分は彼女の名器によって極楽往生するという、江戸は文化文政の頃の女郎と、女街と、楼の関係を面白おかしく綴った、荒木一郎原作の”風流宿場女郎日記”の映画化。
 ”白い女郎花”で好評の片桐夕子が、フーテン女郎の役を見事にこなしている、日活ロマン・ポルノ、時代コメディ・ラブ。
日本
日活
1972
1972/9/16
カラー/70分/ワイド・サイズ/6巻/1908m
日活ロマンポルノ公式サイト