盛り場流し唄 新宿の女
さかりばながしうたしんじゅくのおんな

飲酒運転で人身事故を起した父が入獄し、多額の賠償金を背負ってホステスとなった娘を中心とする新宿の女の哀歓を描く。

夜の新宿で、今日も流しの圭子が歌っている。大学生だった沙知子が、バーで働くことになったのは、父親が交通事故で重い懲罰刑を受け、巨額の借金をつくったからだ。新宿のネオン街の花になって、必死に父親の借金を返す日々の中、沙知子は、近くのバーで働くマネージャーの波川にほのかな恋心を抱いていた。そんなある日、沙知子は、店で舟木という実業家を紹介されるが、実は、舟木は沙知子の実家のある土地が近くハイウェイ用地になると知り、沙知子と土地の両方を手に入れようとして近づいてきたのだった。舟木の思惑を知った波川は沙知子を助けるべく行動を起こすのだったが…。

日本
製作:日活 配給:ダイニチ映配
1970
1970/5/30
カラー/86分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2371m
日活