やくざの横顔
やくざのよこがお

止む無く故郷を離れたやくざが、人の情に生きながら、襲い掛かる無法者を倒していくアクション娯楽作品。

夕映えの横浜港へ、本堂哲平を乗せた小型貨物船が入港してきた。四年前、敵対する新和組に兄が殺され、哲平は新和組幹部二人を拳銃で撃ち殺してしまった。それにより新和組は、哲平の父である本堂組組長に息子の身体を引き渡すか組を解散するかと迫った。組長は哲平に一年間の勘当を言い渡し、とりあえずその場を誤魔化した。哲平は出所後に一年間知人を頼って行方をくらまし、勘当解除期限まであと五日となり、ようやく帰国したのだった。下船した哲平は数日の間、早崎組へ身を寄せることにした。早崎の話によると、新和組との話し合いはいまだに決着が着いてないとのことだった。試しに父に連絡を取ってみると、「もう故郷はないと思え。二度と帰ろうと思うな」と冷たく言い放たれ、哲平は呆然とした。そんな哲平を癒したのは偶然知り合ったりつ子だった。哲平の行き場のない怒りや悲しみも、りつ子と会っている時は和らいだ。しかし、りつ子にはある秘密があった。

日本
製作:日活 配給:日活
1969
1970/1/24
カラー/95分/シネマスコープ・サイズ/9巻/2641m
日活
【神奈川県】横浜市(横浜港、山下公園、港の見える丘公園、新横浜駅、ホーム・駅頭)