愛するあした
あいするあした
モテモテの美人女子大生ふたりが、恋、人生にアタックする青春音楽娯楽大作。
仲の良い短大女子学生の水沢洋子と矢代美智子は、男子学生が多い学生仲間の中でアイドル的存在だった。二人が出席する講義はいつも満員、附近の飲食店も男子学生で賑わい、写真部の秀幸たちは二人のスナップ写真やスケジュール表を学生たちに売ってチャッカリ儲けていた。そんな中、美智子のボーイフレンド阿部信一は学生運動に熱中するあまり興味をもってくれず、逢うたびに口喧嘩。美智子は物足りなさを、世界各国にペンフレンドを持つことで紛らわせていた。ある日、ブラジルのペンフレンド宮原成太郎から「世界旅行の途中で日本に立ち寄りたい」という手紙が届いた。阿部との仲を知られたくない美智子は、宮原の滞日中、阿部を洋子のアルバイト先である孤児院で働かせ、彼を監視してほしいと洋子に頼んだ。翌日から孤児院でアルバイトをはじめた阿部は、すっかり子供たちの人気者となり、恵まれない子供たちと打ち解けていった。そんなある日、洋子は孤児院の園長から「経済的な理由で、学園を誰かに譲って引退したい」と打ち明けられた。嬉々として遊ぶ子供たちの姿を前に、しばらく考えた洋子は「自分たちの力で学園の灯を守り続けたい」と申し入れた。さて、それには資金が必要となる。みんなで相談した結果、慈善音楽会を計画。洋子と美智子の顔写真入りポスターが大学構内外に貼り出され、売券の売上げも上々の最中、いよいよ宮原が来日し-。
日本 製作:芸映プロ
日活
1969
1969/5/1
カラー/82分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2220m
日活
【東京都】世田谷区(成城学園)