銀座の夜のホステスたちの人間模様と、それをめぐる男たちの果てしなき欲望を追いながら夜の世界に賭ける一人の男の執念を描く。
銀座に7つのバーやキャバレーを持つ暁興業の人事兼保安部長・篝正秋は、ホステスたちを悪の手から守る“女の警察”と呼ばれて頼りにされていた。ある日、結婚を機にホステス稼業から引退した千代子から久々に連絡が入り、篝は、彼女の夫の玖島が不可解な急死を遂げたことを知らされる。どうやら玖島は、とある不正事件の特ダネをつかんだために殺されたらしいと知り、篝は事件の調査に乗り出すが…。