地球40度線 赤道を駈ける男
ちきゅうよんじゅうどせんせきどうをかけるおとこ

旭100本記念作品。リオデジャネイロに長期ロケ、美しい風景と狂熱のリオのカーニバルをバックに展開する大ロマン・アクション。

ヤクザの世界から足を洗って婚約者の伶子と一緒に暮すことを決めた伊吹二郎は、ボス佐伯の目を盗んで時価数億円のダイヤを持って、岬で待っている伶子のもとへボートで向かっていたが、佐伯の銃弾に撃たれ、ボートはふっ飛んでしまうのだった…。5年後、失意の伶子は、ヤクザの親分・岸田に金の力で妻とさせられ、ブラジルへ渡っていた。岸田はリオのボス・ペトロと組んで大きな商売として、まずフェリーボート会社の乗っ取りをしようとしていた。ペトロの事務所で打合せをしているときに、その取引を聞いて怒って事務所に殴り込んできた日本人を見て、伶子は驚く。それは5年前死んだと思っていた伊吹二郎だったからだ。二郎は爆破寸前のボートから飛びおり、両親の故郷であるブラジルに渡ってフェリーボートの操縦士をしていた。岸田の目を盗んで落ち合う二人。しかしその頃、岸田から二郎が生きていたことを知らされた佐伯が、二郎の命を狙いにブラジルに渡って来ていた-。

日本
製作:アロー・エンタープライズ 配給:日活
1968
1968/4/28
カラー/103分/シネマスコープ・サイズ/9巻/2815m
日活
【東京都】大田区(羽田空港)
【神奈川県】横浜市(港の見える丘公園)
【海外】ブラジル(リオデジャネイロ、コパカパーナ(海岸)、イグアスの滝、コルコバードの丘)