黄金の野郎ども
おうごんのやろうども

『夜霧よ今夜も有難う』に続いて、石原裕次郎と江崎実生監督がコンビを組んだアクション大作。デビュー以来、顔に傷をつけたことのない裕次郎が初めて頬に刀傷をつけてヤクザ役に挑んでいる。

熱海、笹田組の大幹部・立原英次は入札工事のもつれから会長沢田の命を受け、ハマの黒田興業へ落とし前(談合金)を取りに行った。だが立原の地位を奪う幹部・三島の密告で黒田興業は殴り込みを受ける体制で待ち構えていた。立原はやむを得ず黒田の賭場へ殴り込み、用心棒・三鬼の弟を殺し、落とし前の金を奪った。しかしその直前、黒田興業は沢田に大金を積み詫びを入れ、落とし前をつけていたのである。それを知った立原は大金に目がくらんで自分を消そうとした沢田組長を叩きのめした。そこから立原の運命は狂っていき、三鬼鉄からは弟の仇として追われるようになる。それから2年が過ぎ、立原は飯場や建築事務所を転々としていたが、あの時、ハマで自分を黒田組からかばい救ってくれた大山土木の清水が、それが原因で落ちぶれているという噂を聞きつけ、ハマに戻り清水を訪ねるが…。

日本
製作:日活 配給:日活
1967
1967/12/23
カラー/88分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2409m
日活
【宮城県】仙台市(仙台空港)
【神奈川県】横浜市(新横浜駅、駅前、ホーム、横浜港)
【静岡県】熱海市(熱海駅前)/湖西市(競艇場)
【三重県】鈴鹿市(鈴鹿サーキット)