栄光への挑戦
えいこうへのちょうせん
石原裕次郎が元ボクサーの青年実業家に扮し、男の意地と栄光を賭けて暴力団組織に挑む。裕次郎×浅丘ルリ子×小林桂樹の豪華競演で贈るダイナミック・アクション。
幼くして両親を失った宗吾郎は17才で金を得るためにボクサーになった。将来を嘱望されながらも吾郎はチャンピオンになることには目もくれず、ただ金のために闘っていた。そんなある日、吾郎はスパーリング中に弟のように可愛がっていた長田良に大怪我をさせてしまう。良が再びリングに立てないと知った吾郎は自分もボクサーから足を洗い、良と幼馴染みの紀子を加えた3人で商売を始めることにした。ちっぽけな店からスタートした3人は一歩一歩努力し、長い苦労の末、銀座のど真ん中にムネ興業ビルを構えるまでになった。押しも押されぬ青年実業家になった吾郎のもとに暴力団・野沢会が訪ねてきた。業者の親睦団体に加盟するようにと言うのだ。だが吾郎は親睦団体という美名に隠れて堅気の人間から金を巻き上げようとする野沢会のやり方に憤りを感じ、汗水流して築いた自分の城を暴力団に指一本触れさせないと突っぱねた。申し入れをあっさり吾郎に撥ねつけられた野沢は、黒幕・八田の指令を受け、ムネ興業を潰せとばかりに様々な嫌がらせを仕掛けるようになる。
日本 製作:日活 石原プロモーション
日活
1966
1966/10/8
カラー/87分/シネマスコープ・サイズ/9巻/2762m
日活
【神奈川県】横浜市(中華街)