006は浮気の番号
ぜろぜろしっくすはうわきのばんごう

斜陽製薬会社が発明したホレられる薬?!その名は006!珍薬の登場に日本中が浮気の花ざかり?!

山長製薬の会議室では、社長の山田長兵衛が幹部社員を集め沈痛な顔をしていた。山長製薬の看板商品「カゼナオール」を服用した人がショック死したという。そのニュースが信じられない山田社長と目高工場長だったが、厚生省から販売停止の電話がかかってくると、山田社長は卒倒してしまった。社員が驚くなか、浜田専務だけは冷やかな目でこの騒ぎを見ていた。その頃、山長製薬の商売仇・八田利製薬社長室では、八田社長と平松常務がニヤニヤしながら話しあっていた。今度の山長製薬のショック死事件は、この二人が政界の悪玉大山を、金と女で抱きこんでデッチあげた陰謀だった。八田社長たちは、山長製薬の浜田専務を裏切らせて山長製薬を潰し、そのあとで「カゼナオール」は無害だったと発表して自分の所から売り出す計面をしていたのだが…。

日本
製作:音映 配給:日活
1965
1965/7/28
モノクロ/81分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2220m
日活