ギター抱えたひとり旅
ぎたーかかえたひとりたび
黄金の左手を潰された天才ギャンブラーが、イカサマ賭博師へを追って信州にさすらい着くが…。小林旭の賭博師(ギャンブラー)シリーズ第3弾。
数か月前、氷室浩次は神戸の賭場で辺見と名乗る初老のダイス師と勝負をした。浩次の兄は辺見のイカサマを見破ったために殺され、その巻き添えで浩次の恋人・利子まで命を落としたことを浩次は深く恨んでいた。ダイスの仇はダイスで討つ。そう意を決して辺見と対決した浩次だったが、明らかにイカサマと判っていながらどうしても尻尾がつかめないのだった。浩次の左手の傷はその時、辺見のステッキが作ったものだった。浩次は復讐のため、辺見を追って冬の信州にやってきた。だが列車には顔なじみの木戸刑事が氷室を追ってきたのか乗り合わせていたため、目的地の藤野市の手前で走る列車から飛び降りてしまう。町では冷たい雨の中、矢代竜造のダンプカーが与太者たちにパンクさせられており、浩次は修理を手伝ってやるのだった。そんな浩次の姿をダンプカーの助手席から美しい娘・戸川聖子が感謝の瞳でみつめていた。浩次は矢代の家に招待されるが、矢代がこの町のボス貝原の一人娘・端枝と強引に結婚したことから貝原の恨みを買い、ことごとく嫌がらせを受けていることを知る。
日本 製作:日活
日活
1964
1964/12/19
カラー/86分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2340m
日活
【東京都】八王子市・市民公会堂 
【長野県】霧ケ峰/諏訪市(諏訪湖)
▲藤野駅、藤野市・競馬場(藤野市=架空の市名?)