真白き富士の嶺
(ましろきふじのね)
迫りくる死の影をみつめながら、限られた青春に万感の思いをたくし、明るく清らかな純愛に生きる妹と姉の姿を描いた珠玉の文芸抒情大作。
監督
森永健次郎
キャスト
磯村梓=吉永小百合 富田一夫=浜田光夫 磯村梢=芦川いづみ/磯村修平=宮口精二 吉川さと=岡村文子 山上裕康=小高雄二/梓の友達A=進千賀子(新人) 洋裁学校生徒A=水森久美子(新人) 梓の友達B=辻野房子(新人) ホテル支配人=弘松三郎 長尾敏之助 病院長=伊藤寿章/婦長=原恵子 洋裁学校教師=葵真木子 食料品店の女主人=早川由記 看護婦C=漆沢政子 トラック運転手=三浜元 若い教師=守屋徹 高校校長=久松洪介/老教師=小野武雄 運送屋A=菊田一郎 本屋の店員=平塚仁郎 看護婦A=川口道江 洋裁学校生徒C=若葉めぐみ 看護婦B=立石日佐子 洋裁学校生徒B=中庸子/運送屋B=大川隆 沢井昭夫 西田幸永 片山順男 山中隆好 下平鉄治 井本寛 高橋是友
脚本
須藤勝人
音楽
音楽/渡辺宙明 主題歌=「真白き富士の嶺」作詩:三角錫子 曲:ガードン 唄:吉永小百合、東京芸能コーラスグループ
その他スタッフ
原作/太宰治(「葉桜と魔笛」より) 撮影/松橋梅夫 照明/森年男 録音/福島信雅 美術/西亥一郎 編集/丹治睦夫 助監督/坂口喜久男 製作主任/野村耕祐 特殊技術=金田啓治
逗子の浜辺を解放されたようにはしゃぎ廻る梓。髪をなびかせて胸を張り、大手を広げてはしゃぐ姿は天翔ける青春の女神像のような神秘な美しさをたたえていた。姉の梢は止めるのも忘れ、そんな妹の姿に見とれていた。梓が退院したのは昨日だ。父・修平は病気の娘に静かな環境を用意するため、東京から逗子に引越した。修平の頭には、退院間際に院長から言われた「できるだけ患者をいたわってやってください」という言葉が重くのしかかっていた。潮騒が聞こえる梓の部屋で、彼女は梢から贈られた藤椅子にゴキゲンだ。高校の教師の修平と、洋裁学校の先生をしている梢が出かけると、お手伝いの婆や“さと”と二人だけだ。さとからホースを奪った梓は、表を通る高校生に頭から水を浴びせてしまった。恐る恐る垣根の上から顔を出して詫びた梓は、振り向いた高校生に胸をドキリとさせた。キリッとした美少年は、逗子高校のヨット部員・富田一夫。梓は彼の面影を、美しい黒い瞳にやきつけた。二度目に彼をみたのは、修平を駅まで迎えに行った帰り道だ。梓は顔を赤らめたが、父は気づかなかった。そんなある日、梓は無謀にも単身上京し、梢の婚約者・山上を訪ねて驚かせた。一方梢は、梓の留守中、梓にあてられたラブレターを読んでしまい、手紙の主と梓の関係に心を痛めた。翌日から梢は、M・Tというイニシャルをもとに病院患者や逗子高校の名簿を調べたが、該当する人間は見つからず…。
製作国:日本 製作:日活
配給:日活
製作年:1963
公開年月日:1963/11/1
上映時間ほか:モノクロ/99分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2719m
© 日活

ロケ地

【東京都】新宿区(新宿駅西口の上空から眺めたパノラマ) 
【神奈川県】湘南/藤沢市(江ノ島)/逗子市(葉山、逗子開成高校、横須賀線逗子駅、▲愛泉病院)/葉山町(ヨットハーバー)/茅ヶ崎市(中海岸)

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