探偵事務所23 銭と女に弱い男
たんていじむしょつーすりーぜにとおんなによわいおとこ

大藪春彦の原作『探偵事務所23』を映画化した、ハードボイルドアクション・シリーズ第2弾。宍戸錠の出演100本記念作。銭と女に目が無い私立探偵が銃の密輸組織に挑む。

探偵事務所23の所長・田島英雄は、ある日ドライブ中に男の射殺体を発見した。田島は銭にならない仕事はゴメンとばかりに警視庁の熊谷に連絡し、自分はとっととピストル射撃場へ出かけた。射撃場で田島は劉と名乗る拳銃の上手い観光客と知り合った。田島と劉が試合をしていると、昭和鉄砲店の桜井がやってきて、競争相手の宮城鉄砲店に職人と顧客を取られたのでその原因を調べてくれと泣きついてきた。宮城は沖縄ルートで大量に銃を密輸入し、ナンバーを打ち変えて安く売りさばいていたが、桜井もやっていた。田島は桜井の足許をみて三百万の礼金を巻き上げ、さっそく宮城の店へ行き、銃を不渡り小切手で購入した。一方、部下の堀内は一味の店ドラゴンへ行き、客の会話を録音してきた。熊谷が自ら調査費用を持って、殺人事件の裏にある組織の動向を探ってほしいとやってきたからだ。この録音テープから劉も一味であり、射殺事件の黒幕らとも関係があることが発覚する。そんな時、不渡り小切手の件がバレた田島は、危うく宮城の店の地下室で殺されそうになる…。

日本
製作:日活 配給:日活
1963
1963/7/7
モノクロ/99分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2691m
日活