キューポラのある街
(きゅーぽらのあるまち)
貧しさにもめげず強く、明るく、逞しく生きる子供たちをテーマに描いた感動の珠玉篇。浦山桐郎監督第一回作品、文部省選定。主演の吉永小百合が当時最年少のブルー・リボン主演女優賞を受賞し、以後大スターへの道を躍進することにもなった記念すべき作品。
監督
浦山桐郎
キャスト
石黒ジュン=吉永小百合 鋳物工・塚本克己=浜田光夫/ジュンの父=東野英治郎 鑑別所の教師=小沢昭一 トランジスタ工場の女工=吉行和子 松永親方=殿山泰司 ジュンの担任教師・野田先生=加藤武 克己の母・うめ=北林谷栄/ジュンの母・石黒トミ=杉山徳子 サンキチの母・美代=菅井きん サンキチの父=浜村純 刑事=河上信夫 木型屋・平さん=小林昭二 鋳物試験技師・東吾=下元勉/ジュンの弟・石黒タカユキ=市川好郎 タカユキの友達・サンキチ=森坂秀樹 ジュンの友達・金山ヨシエ=鈴木光子 ラーメン屋の親爺=小泉郁之助 高山秀雄 不良グループリーダー=木下雅弘 ヅク割り職工・内山=溝井哲夫/松永鋳工の職工A=青木富夫 少年C=杉山元 高校一年・ノッポ=川勝喜久雄 ジュンの友人・中島ノブコ=日吉順子 岩城亨 ジュンの友人・リスちゃん=青木加代子 峰三平/松永鋳工の職工B=澄川透 東郷秀美 タカユキの同級・ズク=西田隆昭 タカユキの同級・シミヅ=坂本勇男 松川清 高槻親作 少年A=武田晴道/松永鋳工の職工C=土田義雄 バー・ラッキー・バーテン=会田為久 大川隆 タカユキの同級・カオリちゃん=岡田可愛 木村潔 牛乳配達の少年=手塚央 北出圭子 漆沢政子
脚本
今村昌平 浦山桐郎
音楽
黛敏郎 
その他スタッフ
原作/早船ちよ(弥生書房版) 撮影/姫田真佐久 照明/岩木保夫 録音/古山恒夫 美術/中村公彦 編集/丹治睦夫 助監督/大木崇史 製作主任/山野井政則 スクリプター/小林圭子   
鋳鉄溶解炉キューポラやこしきが林立する埼玉県川口市は、昔から鋳物職人の町である。石黒辰五郎も、職人気質一途にこしきを守って来た炭たきだ。辰五郎がつとめる工場の職工は、今年二十歳の塚本克己を除いて中老ばかり。それだけに大工場に買収されると辰五郎ほか三人の職工はクビになり、翌日から路頭に迷った。辰五郎の家は、妻トミ、長女ジュン、長男タカユキ、次男テツハルの五人家族。辰五郎がクビになった夜にトミは男児を産んだが、ヤケ酒を飲み歩いていた辰五郎は病院へ顔を出さず、克己とジュンが介抱した。ジュンは根性ある少女で、運動神経や成績もよく、高校進学を志していた。しかし辰五郎の退職の涙金も出ない石黒家は、次第に苦しくなっていった。ちょっとした揉めごとで家を飛び出していたタカユキを、姉のジュンが迎えにくると、彼は喜んで家に帰った。タカユキは心から姉を慕っていた。タカユキがチンピラたちにインネンをつけられた時は、ジュンは敢然とチンピラたちの本拠へのりこみ、タカユキを救い出した。貧しくとも、この姉弟の心には輝かしい未来の灯があかあかと燃えていた。なかなか職がみつからない辰五郎が、ある日酔いつぶれて帰って来た。ポケットからは、予想新聞と数枚の千円札。わずかな退職金はオートレースにつぎこまれてしまったのだ。そこへジュンの親友ノブコがやってきて、小さいながらも彼女の父が経営する会社で辰五郎の職がみつかったと知らせてくれた。父の就職が決まりジュンが息をついたのも束の間、新しい職場には新しい技術が溢れており、勘を否定する若い工員に我慢出来なかった辰五郎は、まだ半月しかたたないというのに「会社なんかいけるか!」と酒を飲み始めてしまう…。
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製作国:日本 製作:日活
配給:日活
製作年:1962
公開年月日:1962/4/8
上映時間ほか:モノクロ/100分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2713m
© 日活

ロケ地

【東京都】港区(新橋)/小平市(日立製作所武蔵工場)
【埼玉県】川口市(荒川堤、南中学校庭、鋳物工場、川口銀座、川口駅前、川口オートレース場)/さいたま市(別所沼公園)/大宮市(大宮駅)
ジュンが見学に行く工場(ロケ地は日立製作所武蔵工場)で説明を受ける機械は、「ゲルマニウムペレット厚さ自動選別機」。

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