天使が俺を追い駈ける
てんしがおれをおいかける
世間が嫌になって殺し屋に自殺の手伝いを頼んだ善良な主人公が、思わぬ事から金と女につき出す一方、世界中の殺し屋に追われる運命を、スリルと爆笑で描くアクション喜劇。
ここは都内にある希望荘というアパートの一室。すべてに絶望した六平は、遺書を片手に首吊り寸前だった。ところが肝心の紐が切れてしまい、失敗。その後も色々な方法を試すが、全て失敗。ガッカリした六平の目に典型的な殺し屋スタイルの男が映る。自分は殺し屋だと名乗る男に、自殺の手伝いをお願いし、あとは殺されるのを待つだけの六平だったが、いつの間にか運がつき出して、あれよあれよという間に大金を手にすることに。次第に生きる希望を感じてきた六平。すでに六平を殺害する殺し屋の暗躍は始められているが、運のいい六平は、そのたびに不思議に助かってしまう。そんなある日、都内の某ホールで、ひそかに国際殺し屋代表者会議がひらかれ、その席上、日本代表の殺し屋が六平の話を持ち出した。そんなに巧妙に逃げまわる男を殺したら、一流中の一流というわけで、各国の殺し屋に命を狙われることになった六平。果たして、六平は逃げきることが出来るであろうか…。
日本
製作:日活 配給:日活
1961
1961/1/21
モノクロ/6巻/1875m/69分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】渋谷区(桜丘町)/千代田区(有楽町駅中央口前、日活国際会館屋上)