刑事物語 知り過ぎた奴は殺す
けいじものがたりしりすぎたやつはころす
消えた六百万円と血に狂った殺人鬼を追って、熱血の親子刑事がファイトと推理で挑むスリラー活劇。刑事物語シリーズ第七話。

昼下りの東和銀行青山支店のカウンター、千円札を片手に口座開設を申し込む一人の若い男。ソファーで待つ間、男の視線はカウンター奥の支店長席で支店長と談笑している野口産業の社長・野口を追っていた。野口が鞄を持って席を立ったその時、カウンターでは新しい通帳を手に行員が「山田さん、山田一夫さん」と呼びかけるが、山田を名乗った男・須田二郎の姿はもうソファーにはなかった。銀行の表で商売をしていた靴磨きの田中は、路上に停めてあった車に野口が乗り込むまでの動きを不審そうに見守っていた…。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/10/19
モノクロ/5巻/1515m/56分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】港区(表参道、新橋駅前場外馬券売場付近)/江東区(木場)/世田谷区(成城学園・小田急線踏切付近、二子玉川園・園内、同・ジェットコースター)/中央区(月島・西仲橋)/西多摩郡奥多摩町(倉澤鍾乳洞付近、小河内ダム)/東京湾