やくざの詩
やくざのうた

ただヤクザの気まぐれで射殺された恋人の復讐を誓った若い医師の数奇な運命を描く、マイトガイ・アキラ異色のアクションドラマ!

キャバレー“グリーン・キャット”にピアノ弾きと称する男・哲也が現れる。ちょうどその夜、佐伯組の安田が何者かに拳銃で撃たれ倒れてしまう。慌てふためく組員たちの中、哲也がすばやく銃弾を抜きとり、安田は一命をとりとめるのだった。実は哲也は、かつて恋人があり、将来を属望された若い医師でもあった。しかしその恋人が何者かによって射殺されてしまい、医師の道を捨て、復讐の道を歩んでいたのだった。そんなある日“グリーン・キャット”の地下射撃場に、昔哲也が命を助けられた相川一郎という拳銃ブローカーが拳銃を売りにきていた。哲也と再会した一郎は哲也の首に揺れる首飾りの銃弾を見て、「お前とはよくよくの縁だな。お前まだそれを追ってるのか」と言い「圭子が殺されたのは、スペイン製のゲルニカだ。日本には三つとない珍しいピストルなんだ…。」と鋭く返すのだった。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/1/31
カラー/88分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2394m
日活
【神奈川県】横浜市(富岡・クレー射撃場)