「十三号待避線」より その護送車を狙え
じゅうさんごうたいひせんよりそのごそうしゃをねらえ

謎の連続殺人のかげに躍る黒幕を追って、女体密輸団に挑戦する熱血看守の活躍を描く。鈴木清順監督によるスタイリッシュなサスペンス・アクション。

深夜の国道を突っ走る一台の護送自動車には看守長の多門と七人の囚人が乗っていた。囚人の五郎が「アキバ、アキバ」と窓ガラスにいたずら書きをしているのに多門が気が付いた時、激しい銃弾の雨が車外から降り注ぎ、囚人の二人が即死し、犯人は逃亡した。護送責任を問われ六ヵ月の停職命令を受けた多門は、独自に犯人の追及に乗り出した。事件の翌日に保釈金を積んで出所した五郎をくさいと睨んだ多門は、錦ヶ浦で秋葉という男と会っているという五郎の元へと車を走らせるが、到着寸前、断崖から転落する一つの影を目撃する。現場には五郎の鞄が落ちていた。多門は事件の黒幕秋葉を追って、悪らつな女体密輸計画に挑んでいく…。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/1/27
モノクロ/79分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2159m
日活
【東京都】新宿区(歌舞伎町ミラノ座前、新宿) 
【静岡県】熱海市/御殿場市