口笛が流れる港町
くちぶえがながれるみなとまち

渡り鳥シリーズ第二弾。九州宮崎の大高原を舞台にマイト・ガイ・アキラが悪ボスを相手に大暴れし、清純な哀愁を唄う総天然色娯楽活劇巨篇。

ギターを抱え草原をゆく流れ者-渡り鳥の滝伸次は、一発の銃声とともに「こいつが趣味でねぇ」と拳銃をもてあそびながら近づいてくる殺し屋・太刀岡に出会った。ムッとなった伸次も拳銃を素早く引き抜くと、応えるように太刀岡の黒いソフトを射抜いた。互いの腕前を知った二羽の渡り鳥は「覚えとくぜ」と捨てゼリフを残し、左右に別れた。伸次が流れ着いた場所は、今はさびれてしまった相良牧場。管理人の杉山と伸次が話していると、牧童の三郎が「大変だ」と飛び込んできた。的場組の若い者たちが、兄貴株の石松の指図で測量を始めたという。駆けつけた杉山と三郎は殴り倒されたが、伸次の拳銃が石松の顔面を撃ち、石松も拳銃を抜いたが、次の瞬間石松の拳銃は吹っ飛んだ。伸次が振り返ると「助けるつもりはねぇが、ひとりでにハジキが動くんだよ」と笑う太刀岡がいた。助けられた杉山は伸次と太刀岡に、的場組との関係を静かに語りはじめた-。
日本
製作:日活 配給:日活
1959
1960/1/3
カラー/84分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2290m
日活
【宮崎県】えびの市(えびの高原)/宮崎市(宮崎市内、青島付近、橘通り5丁目ロータリー、橘橋北詰、“神武さま”のお祭り、橘公園、宮崎空港、こどものくに)【熊本県】阿蘇山