大学の暴れん坊
だいがくのあばれんぼう

若さと情熱に燃えるスポーツ万能の熱血健児が、正義の嵐を巻き起こして悪を叩きのめす痛快青春激闘篇。

スポーツ王国を誇る聖域大学の竜崎三四郎は、スポーツなら何でもこいの万能選手。長身の美青年、しかも勉学の傍らアルバイトに励む真面目な男でもあった。先輩の田口を慕って柔道部に入った彼は、都南大との試合で人見四段を見事に倒したが、投げられた人見は、二度と柔道が出来ぬ身となってしまった。人見の妹・千恵子と田口は相愛の仲であり、病院に人見を見舞った三四郎に千恵子は「試合の上のことで、運が悪かったのよ」と優しい言葉をかけた。しかし人見の同輩で、かねてから千恵子に思いを寄せる法元は三四郎と田口を罵倒した。やがて人見は退院したが、千恵子は兄に再起不能という真実を、どうしても打ち明けることが出来なかった。一方、三四郎は上級生の紹介で銀座のキャバレーの夜警をはじめた。その夜、暴れまわる不良外国人を投げとばす彼に、マダムである圭子の熱っぽい眼、そしてヤクザのボス佐久間の身内となった法元の憎悪に満ちた眼が向けられていた。ある日、人見に千恵子との結婚を迫った法元は、断られると腹いせに人見が二度と柔道ができないことをバラしてしまった-。

日本
製作:日活 配給:日活
1959
1959/11/18
モノクロ/80分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2199m
日活
【東京都】中央区(茅場町・新場橋)/港区(御成門)