裕次郎が純粋なサラリーマンに扮し、若い男女の愛と生活の流れをユーモラスに描く「陽のあたる坂道」の姉妹篇。
金属会社に勤務する曾根健助(石原裕次郎)は、ある日、川崎専務に呼ばれ「大切なものだから、必ず家内か娘のふさ子に手渡して欲しい」と紙包みを渡された。川崎夫人が不在のため、ふさ子に手渡した健助は、そこで初めて自分がふさ子の婿候補であることを知ったのだ。そんな健助の姿を同僚の北岡みさ子が寂しそうに見送っていた…。