素晴しき男性
すばらしきだんせい

名匠・井上梅次が石原裕次郎のために自らオリジナル・シナリオを書き下ろした絢爛豪華のミュージカル巨篇。

理想の男性と過ごす楽しい夢を見ていた陽子は、姉の直美にたたき起こされた。踊り子である陽子が楽屋入りに遅れないように直美は起こしたのだが、陽子は夢を遮られたことに不機嫌、しかも結局朝のレッスンには遅れてしまい、厳しいと有名な舞台監督の武男にこっぴどく叱られた。しかしその夜、陽子の身に思わぬことが起こる。なんと、夢で見た素晴らしい男性そっくりな人物を友達から紹介されたのだ。彼は青年実業家の土屋という男性で、陽子を高級レストランへ誘った。高級レストランでの食事、銀座デート、ナイトクラブ…何から何まで今朝見た夢と同じ出来事が起こり、陽子の胸は高鳴るばかりだった。「明日、僕の母と会ってください」と、別れ際にはなんとプロポーズまでされてしまった。直美は妹の突然の話に驚きながらも、金持ちの単なる気まぐれに決まっていると注意した。直美は夫が病気で療養中のため、生活費を稼ぐのにいっぱいいっぱいだった。お金に困っている姉を見て、陽子はうんざりしていたため、羽振りの良い土屋のプロポーズに乗り気だった。しかし翌日、土屋家に訪問すると、予想外のことが起こる。

日本
製作:日活 配給:日活
1958
1958/7/6
カラー/106分/シネマスコープ・サイズ/12巻/2904m
日活
【東京都】千代田区(日比谷、日活本社前、日活アーケード=日活国際会館地下商店街、日比谷公園)