風船
(ふうせん)
エゴイスティックな現代の冷たい世界の中、真の幸福は果して何処にあるのだろう。日活自慢の豪華文芸大作。
監督
川島雄三
キャスト
村上春樹=森雅之 村上圭吉=三橋達也/三木原ミキ子=北原三枝 阿蘇るい子=左幸子 村上珠子=芦川いづみ 山名久美子=新珠三千代/都築正隆=二本柳寛 阿蘇達次郎=牧眞介 写真機店主・山口=天草四郎 西村正太=瀬川路三郎 村上房子=高野由美/正太の妻=田中筆子 村上家の女中=福田とよ ミノオルのマダム=坂井美紀子 上羽秀 伊達公 女子学生A=中山愛子 下宿のおばさん=紅沢葉子/秘書=植村進 トムのボーイ=加藤義昭 女給B子=三島保子 芝あをみ 女給C子=久場礼子 女子学生B=堤由起 女事務員=東桂子 インガボーグ・ザブラッキー ジョニー・ニコルス
脚本
川島雄三 今村昌平
音楽
黛敏郎 
その他スタッフ
原作/大佛次郎(毎日新聞連載、新潮社版) 撮影/高村倉太郎 照明/大西美津男 録音/橋本文雄 美術/中村公彦 編集/中村正 助監督/今村昌平 製作主任/林本博佳 スクリプター/堀北昌子   
かつて天才画家と謳われた画壇を捨て、実業界に転じた村上春樹は、今では写真工業会社の社長として大なる地位と確固たる地盤を築いていた。年よりも若く見える妻・房子は、悩みを抱える性質ではなく、かつては質屋通いをして不況の夫を助けた。三十歳にして父の会社の部長をつとめる息子の圭吉は、それが親の七光りと知りながらも利用する思考を持つのは母親譲り。娘の珠子は幼い頃に病んだ小児麻痺のため身体が弱く、部屋に閉じこもって絵を描くことを好んだが、心は常に明るさと誠実さを失わず、父親ゆずりの気性の持主だった。現代人の持つ端的な要素を村上家の人々は持ち、一つの葛藤が、この現実の中を大きく流れていく―。日本画家・山口純峰の告別式で会った山口の令息・都築正隆は、ナイトクラブのマネージャーをしていた。圭吉の愛人・久美子は、戦争で夫に戦死され、困窮してバーで働くうちに圭吉の世話になるようになった。圭吉に尽くす久美子の誠意は、誠実な心の持ち主・珠子に慕われた。一方、常に利用することが信条の正隆は、シャンソン歌手の三木原ミキ子のパトロン目的で、お坊ちゃん育ちの圭吉に接近させた。久美子をわずらわしく思う圭吉は、ミキ子の誘惑に惹かれていく…。
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製作国:日本 製作:日活
配給:日活
製作年:1956
公開年月日:1956/2/19
上映時間ほか:モノクロ/110分/スタンダード・サイズ/12巻/3016m
© 日活

ロケ地

【東京都】新宿区(四谷)/千代田区(東京駅、産経会館・国際会議場(ファッションショーの場面)/中央区(銀座全線座(のちの銀座東急)の裏通り)/調布市(多摩川べり(珠子が久美子と話しながらリンゴを落とす場面)、▲多摩川鉄橋)/▲第二京浜国道
【京都府】京都市(河原町三条、河原町四条(学生デモに出会う場面)、木屋町仏光寺あたり、西陣安楽小路の織屋街、平安神宮、五条大橋、清水寺、京都博物館、一乗寺・詩仙堂、光照院(盆踊り「地蔵盆」の場面)) ▲デパート
※衣裳デザイナー=森英恵。
※ファッションショーの場面で北原が歌うシャンソンはヴェルレーヌの詩に黛敏郎が作曲した「女と猫」。歌の吹替えはビショップ節子。
※フランキー堺がキャバレー「ミルキー・ウェイ」(ロケではなくセット撮影)の場面にボーイ役で特別出演。

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