忠臣蔵 天の巻・地の巻
ちゅうしんぐらてんのまきちのまき

日活更生記念の春季大作で東西スターを総動員し「天の巻」をマキノ正博「地の巻」を池田富保がそれぞれ監督。

※封切後13巻117分に再編集。1956年12月12日新版公開(天の巻・地の巻総集篇)。現存101分                                                

                                                                                                                    元禄十四年三月、勅使饗応役に任命された浅野内匠頭は、高家吉良上野介に儀礼一般の指導を受けることになったが、贈り物が少なかったせいで吉良の憎しみを買い、殿中に於いてことごとく手違いの恥辱を与えられ、遂に堪忍袋の緒を切って松の廊下で吉良に斬りつけてしまう。即日、内匠頭は切腹となり、城地は没収となった。浅野家の家老大石内蔵助は家臣一同の赤心を試み、義心鉄石の士六十四名を得、復讐の血判の盟を結んだ。しかし表面上は恭順を装い、日夜祇園に遊興し、あらゆる世間の嘲罵を甘受した。吉良家も大石には全く復仇の意志がないものと思っていたが、大石はあらゆる難苦に堪えて機会を待っていた。元禄十五年十二月十四日、遂に時機は到来した…。

日本
製作:京都撮影所 配給:日活
1938
1938/3/31
モノクロ/171分/スタンダード・サイズ/19巻/4700m

<ご注意>
戦前の製作作品(1942年以前)は、資料の不足などの事情により、当HPのデータの内容が必ずしも正確なものとは限りません。

日活