ニュースリリース News Release

2010年6月10日

学校法人城西大学
城西国際大学
日活株式会社


日活撮影所で学ぶ映像教育。首都圏唯一の、映画界と大学教育の強力なコラボレーションがスタート!
〜学校法人城西大学と日活株式会社が、新時代の映画・映像・エンタテインメント業界に向けた
人材育成で協力。東京の中心で、2011年4月、城西国際大学メディア学部映像芸術コースを開設!~

 学校法人城西大学(東京都千代田区紀尾井町 理事長 水田宗子)と日活株式会社(東京都文京区本郷 代表取締役社長 佐藤直樹、以下「日活」)は、2010年6月10日、「連携協力に関する包括協定」を締結し、城西国際大学(学長 柳澤伯夫)にメディア学部映像芸術コースを開設することで合意しました。

 城西国際大学メディア学部に新設される映像芸術コースは、日活の学術協力と連携により、首都圏では唯一の、実際の映画撮影所を学びの場とする新しい実践教育を行います。映画・映像・音楽・芸能の各分野においてデジタルテクノロジーをベースとする専門教育を提供し、メディア産業の中心地である都心・千代田区の紀尾井町キャンパスと調布・日活撮影所において教育プログラムを展開、エンタテインメント業界で活躍する新時代のメディアクリエイターの育成を目指します。

 日活では、1975年に日活芸術学院を設立し、35年間にわたり撮影所を学びの場とする映像教育を行ってきました。メディア学部映像芸術コースは、日活芸術学院の全面協力を得て、専門実習、インターンシップを行い、学院の3,000名を越える卒業生ネットワークと交流、連携し、映画業界への人材輩出を担います。映画・音楽・芸能業界の第一線で活躍するプロフェッショナルを講師として招き、実際の映画撮影所の中で、映画やiPad、デジタルサイネージなど、デジタル時代が要請する新しい映像教育を行うとともに、音楽、芸能分野において広く活躍できるアーティスト、パフォーマー、ビジネスパーソンの育成を展開します。

 映画界と大学教育界の全く新しいコラボレーションである本協定締結は、アニメーション、コミック、音楽、映画など近年の我が国におけるコンテンツ産業強化の流れの中で、日本映画大学の設立や立命館大学と京都映画撮影所との連携などの動きと共に、デジタル時代における新しい映画教育事業として、次世代の映像文化を創造し、広く社会文化へ貢献する人材の育成を目指します。また、建学の精神である「国際社会に生きる人間としての自己形成」を体現し、我が国のコンテンツ産業の海外競争力強化に資する人材の育成を目指していきます。

 なお、提携調印式に引き続き、協定締結記念品の贈呈式が行われ、日活より、学校法人城西大学に、1952年に開発された純国産カラー映画撮影カメラが贈られました。この「コニカラーシステムカメラ 500型」は、カラーネガフィルムが開発される前の時代の、三色分解式による画期的なカラー映画システムであり、日活初のカラー映画「みどり遙かに」(浅丘ルリ子主演)を始め、当時の「日活コニカラー総天然色」映画を撮影してきました。我が国の映画史上、たいへん貴重な価値を持つ銘品です。

[プロフィール]
学校法人城西大学
1965年に水田三喜男氏が「学問による人間形成」を建学の精神として創立いたしました。傘下の城西大学(埼玉県坂戸市。学長 森本雍憲)、城西短期大学(同)、城西国際大学の3大学、紀尾井町・坂戸・東金・鴨川の4キャンパスに、12学部17学科、2大学院8研究科、2別科を擁し、全大学で約13,000名を超える学生が学んでおり、卒業生は83,000人を数えます。
城西国際大学では、学校法人城西大学の建学の精神「学問による人間形成」を建学の精神として継承し、「国際社会に生きる人間としての自己形成」を教育理念としています。 “フィールド教育”、“プロジェクト教育”、“資格取得教育”を人材育成の3本の柱とするキャリア形成教育を、ダイナミックに変化する現代社会にあっても変わらぬ人材育成教育の原点としています。
2005年に開設したメディア学部では、「クロスメディア」(学生が、情報、映像、デザイン、サウンドの4つのメディアの特性を知り、それらを縦横に駆使して、企業社会で求められるビジネス・コミュニケーション能力を身に付けること)を教育の特色としています。2009年には幕張新都心にサテライトキャンパスを設置し、地元千葉県、千葉市はもとより、東京地区も含めたIT企業、エンタテインメント企業との連携・協働により、学生に対する最先端の情報、知識、経験の提供を図っています。