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 蓮實重彦、山田宏一、山根貞男が選びぬいた14タイトル




(公開は終了しております)

【関連サイト】
日活ロマンポルノ館:http://www.nikkatsu-romanporno.com/
日活株式会社公式サイト:http://www.nikkatsu.com/
配信などの情報はtwitterでも告知しています:@nikkatsu_rights
ハピネットオンライン:ロマンポルノDVD検索
ツタヤオンライン:ロマンポルノ傑作選DVD

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rp100hp



上映作品情報:http://www.nikkatsu.com/100th/rp100/lineup
上映劇場情報:(終了しました)






世界中で再評価の気運高まる、
日活ロマンポルノ全上映作品が決定!
創立100周年を記念し、ニュープリントで甦る!

 今年9月に日本最古の映画会社である日活が創立100周年を迎えます。その節目に、日活の長い歴史のなかで最もセンセーショナルで社会に衝撃を与えた作品群である“日活ロマンポルノ”の特集上映を行う運びとなりました。1971年に製作を開始した“日活ロマンポルノ”は、88年までの17年間、様々な女性の美しさを描き、日本映画史とたくさんの観客の記憶に残る作品を産み出しました。伝統のスタジオシステムと一流のスタッフに支えられた若手クリエイターたちが一定の製作条件のもと自由に映画を作ることができる場として、神代辰巳、田中登、小沼勝、曾根中生、村川透、根岸吉太郎、池田敏春、金子修介をはじめとする多くの名監督を輩出するとともに、その作品の完成度の高さから現在でも国内外で高い評価を得ています。

 今回の「生きつづけるロマンポルノ」特集上映では、リアルタイムで作品に接し、批評し続けてきた蓮實重彦氏、山田宏一氏、山根貞男氏を選者に迎え、“今、観るべき”日活ロマンポルノを厳選。みずみずしいエネルギーに満ちた傑作が揃いました。




日本映画界の斜陽期を支えた<日活ロマンポルノ>!
約1,100本の作品群の中から、今回特集上映される作品が決定!
谷ナオミが!伊佐山ひろ子が!風祭ゆきが!ニュープリントで甦る!

 ロマンポルノは、71年-88年のわずか17年の間に約1,100本公開され、一定のルールさえ守れば比較的自由に映画を作ることができたため、多くのプロデューサー、監督、脚本家、俳優を輩出しました。70年代はじめカラーテレビの普及などの影響で、映画界の斜陽化がすすむ中、日本最古の映画会社「日活」が成人映画を中心に製作することを発表し、センセーショナルな話題となりました。現在でも世界各地で回顧上映が行われるなど、国内外で評価されつづけるロマンポルノ作品群と、その監督、女優たち。今年、創立100周年を迎える日活が、原点回帰として日本映画史を語る上で欠かすことのできない<日活ロマンポルノ>の中から選者3名ともにタイトルを挙げた12作品、相米慎二監督が自ら望んでメガフォンを取った唯一のロマンポルノ作品『ラブホテル』、そして28年もの間封印されてきた曾根中生監督の幻の作品『白昼の女狩り』の全14作品を、一部の作品はニュープリントで、全国順次ロードショー公開いたします。飄々と自由に生きる女たちの生き様や、セリフ、ファッションは今もなお新鮮に感じられます。また、オールロケの作品が主だったため、『白い指の戯れ』では当時の渋谷、新宿、そして丸ノ内線、『(秘)色情めす市場』では大阪・西成区などの街並みも楽しめます。



■日活ロマンポルノとは?

 1971年-88年の間に製作・公開された成人映画で、『団地妻 昼下りの情事』(西村昭五郎監督/白川和子主演)と、『色暦大奥秘話』(林功監督/小川節子主演)が第1作。わずか17年の間に約1,100本公開された。一定のルール(「10分に1回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」など)さえ守れば比較的自由に映画を作ることができたため、クリエイターたちは限られた製作費の中で新しい映画作りを模索。そして、キネマ旬報ベストテンや日本アカデミー賞に選出される作品や監督も生まれた。また、通常3本立ての公開を維持するため量産体制を敷いたことにより、若い人材が育成された。中平康、鈴木清順、今村昌平ら稀代の才能をもつ監督のもと助監督として経験を積み、ロマンポルノの中で作家性を発揮した監督として、神代辰巳、小沼勝、加藤彰、田中登、曾根中生ら若き才能が生まれ、あらゆる知恵と技術で「性」に立ち向い、「女性」を美しく描くことを極めた。ロマンポルノから出発した監督には他にも村川透、根岸吉太郎、金子修介、石井隆などがいる。80年代に入り家庭にビデオデッキが普及し、アダルトビデオが低料金でレンタルできるようになると、日活ロマンポルノの劇場に足を運ぶ人は次第に減り、1988年4月、日活はロマンポルノの製作を終了すると発表。トリュフォーが神代の『四畳半襖の裏張り』を観て感嘆したとか、ニューヨークでの神代の特集上映が満席だったなど、ロマンポルノで活躍した監督たちの回顧特集上映が、国内海外で、現在も頻繁に行われている。



■日活ロマンポルノが生まれた時代背景

 50年代映画界は、フランスにおいてトリュフォーや、ゴダールらの「ヌーヴェルヴァーグ」がおこり、日本では60年安保と錯綜するかのように現れた「松竹ヌーベルヴァーグ」といわれる大島渚監督らの新しいムーブメントによって、映画界が変わろうとしていた時期だった。そして、唯一の娯楽が映画であった時代から、カラーテレビの普及や娯楽の多様化により映画界の斜陽化が始まった。社会的には、安保と全共闘時代のうねりのあと、高度経済成長が進み世の中が豊かになっていく一方で、革命の夢を捨てきれない若者たちの間では「シラケ」「挫折」という言葉がこの時代の気分になっていた。このような時代の流れの中で、日本最古のメジャー映画会社がポルノ路線を製作の中心に置くと発表したことは「天下の日活が、なんでポルノに」と、日本映画界の斜陽を象徴する社会的な「事件」だった。

 この時代背景の中で、セックスとバイオレンスに活路を見出していた日本映画界の動きとともに、ロマンポルノは、若者たちの知的興奮を駆り立てて、熱い共感をあつめた。と同時に、神代の映画の題材にもなったストリッパーの一条さゆりへ猥褻物陳列罪で実刑判決が下されたり、ロマンポルノが公開直後に、摘発、起訴されるなどの社会的な事件などが後押しして、若い世代の反体制の象徴としてロマンポルノを指示する声が広まってくる。




■ピンク映画とロマンポルノの違い

 ロマンポルノより以前に製作されていたピンク映画は、独立映画プロダクションが提供する低予算で製作された成人映画。予算の都合から基本モノクロフィルムでの撮影で、パートカラーといわれ、絡みのシーンのみカラーフィルムという作品が多かった。ピンク映画が、パートカラーと呼ばれたのに対し、ロマンポルノは、最初から全作品オールカラーを売りにしていた。

 製作に関しても、ロマンポルノは、一般映画の製作費の4分の1という低予算、製作日数10日間、スタッフも一般映画の半分という状況ではあったが、2、3人で製作していたピンク映画に比べるとはるかに規模が違っていた(※当時の製作費は、一般映画で3,000万、ロマンポルノで750万ほどといわれる)。100本以上のピンク映画の出演を経て、ロマンポルノ第一号女優の白川和子も、ピンク映画とは比べものにならない大掛かりなセットやスタジオ、スタッフの人数などの“東洋一のスタジオ”といわれた撮影所のスケールに「ハリウッドにきたかとおもった」と当時圧倒されたことを語っている。
※『(秘)色情めす市場』が本編ほぼモノクロで、途中カラーパートになるのは、演出意図による。




■日活ロマンポルノの世界からの評価

 シネマテーク・フランセーズ(フランス)、サン・セバスチャン国際映画祭(スペイン)、ニューヨーク映画祭(US)など数々のアーカイブ上映や映画祭にて頻繁に上映が行われ、日本映画史が誇る一ブランドとして高い評価を受けている。
 昨年、パリシネマ映画祭(フランス)ではロマンポルノ特集が組まれ谷ナオミが登壇を果たした。アート要素の強いエロティック映画として、知識人を中心に根強いファン層を獲得している。




■日活ロマンポルノ 近年のニュース


・生きていた!消息不明だった曾根中生監督が、20数年ぶりに公の場に!(2011年11月)

 消息不明で、ヤクザ説、死亡説などがささやかれていた伝説の映画監督・曾根中生が、昨年8月末、大分県で開催された第36回湯布院映画祭で、20数年ぶりに公の場に姿を現し話題に!曽根監督は、鈴木清順監督らの助監督を経て、71年からはじまった日活ロマンポルノ時代を支え、日本映画界に数々の傑作を生み出してきた映画監督。
 80年代後半に消息を絶って以来、一切行方が分からなかった。現在は大分県 で「エマルジョン燃料装置」の研究を続け、その収入で暮らしているという。御歳73歳!



・ロマンポルノ「団地妻」「後ろから前から」で22年ぶりに復活 (2010年1月)

 「ロマンポルノ・RETURNS」として22年ぶりに復活。オリジナル作品の世界観を踏襲しながら2010年の空気感を注入し、平成版ロマンポルノとして『団地妻 昼下がりの情事』と『後ろから前から』の2本を製作。『団地妻~』は71年に誕生したロマンポルノ第1作『団地妻 昼下りの情事』を基に、『櫻の園』の中原俊が監督。オリジナルに主演した白川和子が特別出演したことでも話題に。





■ロマンポルノ 裏話

 ★ ロマンポルノの多くはアフレコで、撮影現場では音は撮らずにサイレント撮影、つないだ画をスクリーンで見ながら、俳優さんが声を入れるという作り方が多かった。撮影中は、監督から役者たちへ、大声で檄が飛んでいたという。

★ ロマンポルノの完成度は一流スタッフの力によるところも大きい。川島雄三監督作品を多く手掛けた撮影・高村倉太郎。今村昌平監督作品で活躍した撮影・姫田真佐久。
 『東京流れ者』(鈴木清順)、相米監督作品、そして『さくらん』の照明・熊谷秀夫。
 日本映画黄金期から昨年まで現役で活躍していた録音・橋本文雄。蔵原惟繕監督や鈴木清順監督作品の編集・鈴木晄などそうそうたるスタッフが新人監督を支えた。

★ ロマンポルノでは、完成したフィルムにモザイク処理をほどこすことは基本的にやらない方針だった。男女の絡みのシーンで、机やランプ、カーテンやシーツなどが、たびたび肝心なシーンを邪魔するのはそれが理由!<物>越しのシーンは、ロマンポルノの特徴のひとつ。



上映作品情報:http://www.nikkatsu.com/100th/rp100/lineup
上映劇場情報:(終了しました)




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