100周年関連イベント

日活創立100周年特別企画 世界巡回上映(「ナント三大陸映画祭」編)


2011年11月22日(火)~2011年11月29日(火) に開催されました、フランスのナント三大陸映画祭での特集上映会のレポートをお届けします。
ナントにはゲストとして東京国立近代美術館フィルムセンターから研究員の赤崎陽子さんが渡航され、日活の歴史を追いながら、上映作品についての講義が行われたり、 『御誂治郎吉格子』『東京行進曲』活弁付きでの上映を行ったり、企画が盛りだくさんの上映会となりました。
全26作品もの日活作品が上映されたこの映画祭、 ナントの街全体が『鴛鴦歌合戦』一色に染まっていました!


こちらは映画祭の事務局が運営するカフェやラジオ中継のブースが入った建物。 日活パネル展もここで開催されました。建物に入った瞬間、お出迎えしてくれるのはやはり『鴛鴦歌合戦』の巨大パネル。


このパネル展、お客様の評判もよく、 「これは買えないの?」「ポストカードで売ってほしい!」などの嬉しい声も聞かれました♪
よく見ると床には足跡が描いてあって、すごくかわいらしいのです。
『幕末太陽傳』の佐平次も、フランスで活き活きしておりました。


会場には学生さんなど若者もたくさん訪れていました。


ナント三大陸映画祭でいちばんのおすすめスポットはこちら、映画祭の運営する“3 Continents Cefe”! 『鴛鴦歌合戦』をモチーフにした和傘が天井に飾られており、女子のココロをくすぐります。

このカフェのいちばん奥のちょっとしっぽりしたスペース、 こちらには『土』『赤い殺意』などのスチールがライトアップされており、なんだかムーディーです。 映画祭の模様を撮った写真も壁に展示され、日々更新されていました。

しかしやはり、スチールがすべてかっこいいです!


続きまして、映画祭のメイン会場となった”KATORZA”という映画館。 『拳銃は俺のパスポート』の上映前ですが、行列ができております。 『拳銃は俺のパスポート』の上映が終わると拍手が沸き、会場の外ではメインテーマの口笛がいたるところで聞こえました。
 
       
11月25日には、映画祭が最も盛り上がった、活動弁士の第一人者・澤登翠さんによる 『御誂治郎吉格子』『東京行進曲』の活弁上映会”BENSHI NIGHT”が開催されました。 街の中心部からバスに揺られること15分、連れて来られたのは霧の立ち込める林・・・。 林の奥にナントで一番大きなホールがあり、その中でBENSHI NIGHTが執り行われました。 中に入ると、ものすごい人!! 澤登さんの活弁を鑑賞するために、わざわざ遠方から足を運ばれたお客様もたくさんいたようです。 澤登翠さんは、”BENSHI”に興味深深の学生さんたちから質問の嵐を浴びていました。

こちらが活弁上映の様子。 ギターとフルートの音色にあわせ、澤登さんの力強い声が響きます。 上映が終わると拍手喝采、静かに聴き入っていた会場が一気に熱気に包まれました。

(C)Festival des 3 Continents 2011

戦前の作品からロマンポルノ、日活アクションなど さまざまなジャンルの作品が上映されたナント三大陸映画祭。 いずれの上映もとても盛況で、街全体が本当に盛り上がりを見せていました。
レポートの最後に、嬉しいエピソードをひとつ紹介します。 『伊豆の踊子』の上映に立ち会った際、会場の外でぼんやり立っていると、 興奮した様子の紳士がフランス語で話しかけてきました。 近くにいた人に何を言っているのか聞いてみると、 「君は日本人か?あんな素晴らしい映画をありがとう!」 と、必死に伝えてきてくれていたようでした。 “日本が誇る日活作品”と、堂々と胸を張って言えるのではないでしょうか。



Check

TOPへ