特別企画

2012年、日活以外にも様々な企業が100周年、50周年などの周年記念を迎えます。
周年記念を迎える様々な業種の企業に、創業当時のお話や、今年行う記念事業などについてお伺いしました。

西武鉄道株式会社


     
鉄道本部 スマイル&スマイル部 課長補佐  岡 徳康 様

鉄道本部 スマイル&スマイル部 課長補佐 岡 徳康様


【会社概要】
 創立:1912年5月7日
 本社所在地:埼玉県所沢市

[事業概要]
 鉄道事業
(東京都・埼玉県にわたり、13路線、179.8km)
 駅構内店舗営業
 広告営業(駅構内・車両など)
 沿線観光事業
 不動産事業
 …など

 http://www.seibu-group.co.jp/railways/

 
-御社の創立の経緯をお教え下さい。
 弊社の前身の武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)が1912年5月7日に設立され、この日を、西武鉄道の創立日としております。
 その後、幾度かの合併などを行っているため、新宿線の前身である川越鉄道(1892年設立)など、武蔵野鉄道よりも古くに設立されている路線もあります。


-御社における100年アニバーサリー期間についてお教え下さい。
 2012年の創立100周年を最初の節目とし、2014年の川越鉄道開業120周年、2015年の池袋線開業100周年と続きます。
 この4年間を100年アニバーサリーとして事業を進めて行きます。


-記念ロゴのコンセプトについてお教え下さい。
 「今までの感謝」と「これからの思い」を込め、また「お客さま」と「社員」の双方が共有できることをコンセプトに、コンペにより決定しました。
 メインマーク前面部分には、現在最も新しい車両である「スマイルトレイン(30000系)」のデザインを採用、西武鉄道グループスローガンである「でかける人を、ほほえむ人へ。」をイメージさせると共に、未来に向かう当社の姿勢としてスピード感、スマート感のある「NEXT」のデザインを組み合わせました。
 またキャッチフレーズ「ありがとうを、つぎの100年へ。」には、お客さまへの感謝と、その意思を次の100年へ繋げていくという思いを込めております。


-100年アニバーサリーとしてどのようなイベントを予定・実施されていますか。
 大きなイベントとしましては、「西武鉄道100年アニバーサリーイベント in 保谷 ~E11型電気機関車修復完成記念披露会~」を5月13日に池袋線旧保谷車両基地において実施しました。
 この車両は1923年に製造され、武蔵野鉄道の礎を築いた車両と呼べるものです。1973年に引退いたしましたが、その後も保谷車両基地で静態保存しておりました。
 屋外での保存だったため痛みが激しかったのですが、今回の100年アニバーサリーを機に当時の塗色で修復、初めて一般の方に公開するイベントとなりました。
 おかげさまで、告知期間が非常に短かったにもかかわらず、ファミリー層を中心に予想を大幅に超える6000名ほどのお客さまにご来場戴きました。

 現在、川越鉄道時代に活躍していた「SL5号蒸気機関車」も修復を行っております。今後のイベント等への登場にご期待いただければと思います。
 100周年と考えた場合、鉄道ファンの方もさることながら、西武鉄道をご愛顧いただいている近隣の皆さまへの感謝として、そして次の100年に向けてのお客さまとなるお子さま方にも楽しんでいただけるようなイベントを企画していきたいと考えております。

 そのほか、イベントに合わせて昔人気のあった赤電「701系」をデザインしたICカード乗車券専用パスケースや、記念ラベルの芋焼酎「富の紅赤」なども販売いたしました。
 また、西武グループとしても各社が連携して様々な関連イベントを実施していきたいと考えています。西武ライオンズでは8月11日・12日・17日・18日・19日の5試合を、既に公募により決定したデザインによる鉄道100年記念ユニフォームを着用して戦います。その他、としまえんでのキャンペーン、プリンスホテルでの鉄道に関連するイベントなど続々と実施してまいりますので、当社100アニバーサリーWebサイトのイベント情報をご覧いただければと思います。

 鉄道というものは、どこかに移動するために、車やバスなどいくつかの手段の中からお客さまに選択いただいているツールの一つですが、昨今特にエコな乗りものとして選ばれるようになってきているのをありがたく思っています。
 過去の「目的地に到着できれば良い」という存在から、現在はできるだけエコロジーに、かつ安全・安心な交通インフラとしての立場として鉄道を維持することを最重要の使命として運用しております。
 これに加えて「電車に乗ると楽しい」という付加価値を100年アニバーサリーイベントなどを通じて、お客さまに訴求していきたいと考えております。



-車両基地など通常一般の方が入れない場所でのイベント実施で苦労された点などはありますか。
 やはり、最初のハードルは非常に高いものでした。
 お客さまから見れば普段入れない場所に入れるというイベントはとても喜ばれるものですが、車両基地はもともと人を入れるためには作られておりません。
 イベント中でも車庫への電車の出し入れを止めるわけには行きませんので、安全対策には非常に苦労しまた。
 また特に基地で働く職人肌が多い技術職の社員は、開催前はどうしても煩わしさなどが先にでてしまっていたようです。ただ、実際にイベントを開催してみると、我々事務方の社員よりも乗ってもらえ、次回のイベントに繋がる様々なアイデアを出してもらえるようになりました。
 100年アニバーサリーは4年間ありますので、息切れしないように、また飽きられないように様々なアイデアを入れてイベントを開催していきたいと考えていますのでこういった現場からのアイデアは重宝しています。


-100年アニバーサリーへの意気込みをお願いします。
 お客さまに支えられてきた100年があって今がありますので、今後も愛される鉄道、企業として地域に根付いていきたいですし、それを実感していただけるよう、アニバーサリー期間に様々なイベントを通して多くのお客さまのスマイルを創造し、「でかける人を、ほほえむ人へ。」で、たくさんのほほえみを運び続けたいですね。


-最後に、同じ100周年を迎える弊社へメッセージをお願いいたします。
 生誕して1世紀。お客さまに支えられ、お客さまとともに夢を描いてきた1世紀ですので、その思いをコラボレートしてお客さまに伝えられたら良いですね。

-ありがとうございました。



特設サイト:http://www.seibu-group.co.jp/railways/100th/


[取材ご協力]
鉄道本部 スマイル&スマイル部 課長補佐 : 岡 徳康様
管理部 広報担当 課長 兼 お客さまセンター 所長 : 小川大策 様

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(2012年8月3日掲載)

ロゴマーク


スマイルトレイン(30000系)


E11型電気機関車


SL5号蒸気機関車







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